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元気のヒント7(最終回)
元気のヒント7(pdf 243 KB)
今日から全体での登校が始まりました。
これまで,出席番号の違いで会えなかった人たちと会えて,みなさんは何を感じたのでしょうか。
中学生を含む「思春期」は,自分がどんな人間か,どう思われたいのか,自分はあの人にとって何なのか,自分の容姿や性格は…など,自分について考え,時に深く悩む時期でもあります。
かつての私は,自分のことだから自分で答えが見つかる…と自分だけの世界でぐるぐる考え続けていました。
この時期はとても苦しかったことを覚えています。
でも、ふとした時,
「あ,私は,人と関わりながら自分を知っていくタイプなんだ。自分だけで自分を知れないタイプなんだ。」と気付きました。
自分以外の人と関わることで,時に影響を受け,驚き,違いを認め(時にうらやましく思い),相手に認められ…そうすることで,「自分のかたち」が明らかになっていきました。
自分のことや自分らしさは,自分だけでは見つからない…そんなことを知りました。
これは,あくまで私のことですので,他の人に当てはまるかは分かりません。
しかし,「自分以外と関わる」ことは,心にも,脳にも,みなさんの今後の人生においても重要なことだと思います。
全体での登校で,1日のなかで関わる人の数は,ぐんと増えます。
みなさんには,人との距離を適切に保つこと(フィジカルディスタンス)を意識しつつ,多くの人(クラスメイト・先輩・後輩・先生)と関わり,会話やコミュニケーションを楽しんでほしいと思います。
養護教諭:石井
令和2年6月1日