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ご意見13

<賛成>
漢字、計算、個々で学習の習得の差があることは確かであり、それでもドリルという一斉に同じ宿題が出されるということは、違うのかな、と思います。なかなか宿題にとりかからない、やっても進めるのが遅くて何時間もかかった、夜中までかかった、など、勉強をイヤイヤやっている、やらされているという環境は良いものとは言えません。しかし、ドリルというものは、昔からあるもので、今でも全国ほぼどの学校で取り入れている学習材料ですよね?。それにはやはり、ドリルをやる意味が必ずあるわけであって、ドリルを全く宿題としてやりません、と言われると不安があるのが全ての親の本音だと思います。これまで通りドリルの宿題を出すとすれば、決められた学年ごとの学習時間内で、無理せず出来るところまでをやれば良いのかなとも思います。その日疲れていたり、別な学習をしたければ、そちらをやれば良いし、ドリルを「宿題」という名目ではなく、チャレンジとして何番をやってみよう、という感じで家庭学習として一応提示して下さると、特に低学年には良いのかなと思います。私も東京の麹町中学校のテレビ番組をみました。物凄く共感するものがあり、こんな大胆なことをして下さる校長先生は素敵だなと思ってみていました。なので、今回の石川スタイルの新しい取り組みは、個人的にとても魅力を感じています。ただ、麹町中学校は宿題、定期テストを廃止した代わりに小テストを増やしたとあります。石川スタイルでは、ドリルをやめます、その代わりに…が不十分なので、不安を感じる親が多いのだと思います。ドリルの代わりに自主学習ノート、とはならないですよね。そこを改善して頂けると、より多くの方に納得して頂けるのではないかと思いました。


ご意見ありがとうございます。夜遅くに書いていただいたようです。スマホで書かれたのかなと思いますが,さぞかし時間がかかったのではないかと思います。「子どものために!」という気持ちがびしびし伝わってきます。読みながら,とても嬉しい気持ちになりました。石川小の保護者は,すごい!!
文意をまとめると,次の4点になると思います。
(1)漢字、計算、個々で学習の習得の差がある
(2)ドリルをやる意味はある
(3)ドリルも家庭学習として一応提示すると良い
(4)ドリル(反復練習)の代わりになるものを考えるべき

さて,(1)は全くその通りだと思います。ドリル宿題の同じ課題を一律に出すのはどうか,ということですね。これを改善するため,「(一律の)ドリル宿題をなくす」と,うたったわけです。(2)(4)についても同感です。学習には反復すべきものもあります。しかし,これまでの宿題では過度のドリルが問題になっていたという一面があります。ドリルを否定するわけではなく,適宜利用するのが効果的ではないかと考えます。そして,(3)ですが,非常に建設的なご意見です。自主学習が身に付いていなかったり,教師側から「これをするべき」というときに,ドリルを提示することは良いと思います。ドリルに縛られないような,家庭学習の在り方としても検討すべきところです。
先日,某市(水戸市ではありません)の公立小学校の校長先生とお話をしていたら,「うちでもドリルの宿題はないよ。」とのこと。じゃあ,ドリルはやらないんですか?と聞いたところ,「授業の中でやってしまうんです。その方が,効率がいいんです。」と,おっしゃっていました。授業の中でしっかりと基礎を身に付けさせて,その後「もっとやりたい!」児童は家庭学習でやってくる,ということです。
「いしかわスタイル家庭学習」も,まだまだ工夫する必要があると思います。
皆様からたくさんのご意見をいただくことができるのも,インターネット,スマホ等の発達のおかげです。すごい時代に生きているんだなぁと改めて思います。(校長)
令和元年12月2日
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