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1月31日(火) 「リフレクション」の大切さ

 はじめの言葉 ビリーブ合唱 こぎつね合奏 インタビュー あっ!そうだったのか!! サケの仔魚 

 本日の朝の音楽朝会は、2年生が担当でした。司会進行から、はじめの言葉、おわりの言葉、インタビュー、そして演奏など全てを2年生が行いました。演奏として最初に発表したのが合唱で、曲目は「ビリーブ」。素直な伸びやかな声が体育館に響きました。そして「君が傷ついても、そばにいて支えてあげるよ」という歌詞がぐっと伝わってきました。次に披露したのは合奏で、曲目は「こぎつね」。鍵盤ハーモニカ、ピアノ、カスタネット、タンバリンを使いました。真剣な表情が印象的でした。演奏も進行も素晴らしかったのですが、本日のために作ったキツネのお面も大変良くできていました。今日まで一生懸命準備や練習を重ねてきた努力がよくわかりました。朝会が終わった後、2年生の何人かに、これまでの取り組みや本日の演奏について聞いてみました。演奏の難しさや本番の緊張、お面づくりの工夫等を語っていましたが、みんな頑張ってよかったというのが共通の思いだったようです。おそらく学級に戻ってからも「振り返り」を行ったことと思います。発表することも十分大きな意味がありますが、発表の後が大切です。これまでの自分の取り組みはどうであったか、自分にとってどのような意味があったのか、何を得て何が課題として残ったのか等について考える(振り返る)ことにより、同じことを行っても成果が大きく変わります。2年生は、今日もリフレクションにより、大きく成長できたことと思います。各教室においても、協同の学びが展開され、インタラクションとリフレクションにより、深い学びが実現されていました。

 サケの様子をたびたびお伝えしていますが、成長が早い水槽では、すでに仔魚が約3cmの大きさになりました。おなかの“ふくろ”も小さくなってきました。まだ、水槽の底に固まって、あまり移動せずに過ごしています。あと約1か月後には、放流することになります。大きく育って欲しいと思います。

平成29年1月31日

1月30日(月) 協同で創り上げる

 5年生学年集会 2年生合奏練習 河内小学校紹介 新入生保護者説明会 租税教室記事 

 早いもので、もう1月が終わろうとしています。6年生の卒業も近づいてきています。3月6日(月)に実施予定の「6年生を送る会」に向けて、5年生が着々と準備を進めています。5年生は、行事等種々の取り組みの際には、「アクティブ・ミーティング」と名付け、“実行委員会”的な組織を立ち上げ、児童主体の活動を展開してきました。今朝は、学年集会を開き、「6年生を送る会」の原案を考えた代表児童が、今後活動を進めていく上で必要な役割を学年の各グループに委嘱しました。これで学年全体で「送る会」に向けて準備を進めていく体制が整いました。5年生が下級生と一緒に、今後、協同でどのような行事を創造してくれるか楽しみです。6年生の皆さんも、どのような会になるのか楽しみなことでしょう。
 明朝行う音楽朝会に向けて、2年生が体育館で練習を行いました。歌と器楽を発表することになっています。学年が一体となって一生懸命練習をしていました。明日が楽しみです。
 平成29年度本校新入生の保護者の方にお集まりいただき、入学に向けて説明会を実施しました。今のところ、入学予定児童数は42名です。年々少しずつ減少していることが寂しいですが、学校でも、心をこめて精一杯受け入れの準備をしていきます。安心して、本校に入学させていただきたいと思います。
 給食時のお昼の放送で、本校が交流を行っている福岡県北九州市立河内小学校から送られてきたDVDを放映しました。本校からもすでに6年生の交流プロジェクトチームが作成した本校紹介DVDを送ってあり、それに応える形で河内小学校も送ってくださいました。河内小学校は全校児童が二十数名の小規模校だと聞いています。よってDVDづくりも大変だったと思いますが、心のこもった、そしてわかりやすい河内小及び河内地区紹介DVDを作ってくださいました。かつて八幡製鉄所に沼田尚徳さん(1875~1952年)という技術者が勤めていました。沼田さんは、北九州市内に工場用水を確保するための貯水池を建設した際に指揮を執り、北九州市では歴史上の功績者として知られている方です。沼田尚徳さんの父親は水戸藩士であったため、明確ではありませんが、もしかすると沼田さんご自身も水戸城の“おひざもと”である城東地区に縁がある可能性があるということで、本校と河内小学校との交流が始まりました。交流の成果を互いに生かしていきたいと考えています。
 先週6年生が実施した租税教室の様子が、茨城新聞(平成29年1月29日)に掲載されました。ご覧ください。

平成29年1月30日

1月27日(金) 想像力を働かせる・考える

 3年生洗濯体験 3年生アイロンがけ体験 4年生理科 水を加熱する実験 

 3年生が、社会科の授業の一環として、水戸市立博物館の方に出前授業を行っていただきました。内容は「昔のくらしと道具」です。火鉢、ネコこたつ、ちゃぶ台、湯たんぽ、ダイヤル式黒電話等、いろいろなものを持ってきてくださったのですが、主に体験したことは、洗濯とアイロンがけでした。洗濯は、タライと洗濯板、固形石鹸を用い、冷たい水を使ってゴシゴシと行いました。手を真っ赤にして、一生懸命こすりました。最初は、「昔の人は、冷たい水で洗濯をして大変だった」と、どうしても手が冷えたことに意識が向いていましたが、話し合っているうちに、今日、自分たちが洗ってみたのはハンカチ1枚だけだが、家族みんなの衣服を洗濯するとしたら、もっと量が多かったであろう。しかも昔は兄弟姉妹が多く、三世代同居も多かったから、今の自分たちの家族分の量よりずっと多かったろう。石鹸だって、今の洗剤より汚れが落ちにくかったろうからきれいにするのは大変だったろう、脱水機や乾燥機がなかったから、絞るのも大変、乾かすのも苦労したであろう。今は、洗濯機に衣類を入れて、ボタンひとつ押せば自動で洗濯ができるが、昔は洗濯だけでもかなり長い時間を費やし、家事が大変だったろう・・・等々、どんどん想像がふくらんでいきました。アイロンがけ体験でも、火熨斗(ひのし)や炭火アイロンを使いながら、今は電気アイロンなのでコンセントに差し込めばすぐに使えますが、アイロンをかけるためにわざわざ炭を燃やしておかなければならないことに気づき、家事の大変さに想像がふくらみました。洗濯板は明治から昭和中期頃まで、火熨斗は江戸時代から昭和初期まで、炭火アイロンは明治から昭和30年代頃まで使われていたようです。洗濯とアイロンがけだけでも、これだけ家事が重労働だったことを考えると、当時の人々のくらしがどのようなものであったか想像できます。その想像を「問い」にして調べることによって理解ができます。物との対話、体験を通して、それぞれの時代の人々のくらしの様子を想像し、考え、理解する機会となった授業でした。

 4年生の理科の授業で、水をビーカーに入れ、ガスコンロを使って加熱し続けたときの、水温の変化、体積の変化を調べる実験を行いました。途中まではどんどん水温が上がりましたが、途中でほとんど水温が上がらなくなりました。その温度は班によって若干異なりましたが、だいたい96~97℃でした。さらに加熱を続けましたが、時間の関係で温度が上がらないままの状態で実験を終えました。水の体積を見ると、水は温めると体積が増えると予想していた児童もいましたが、実際には体積が大きく減っていました。これらの結果に驚いた児童もいました。しかし、子供たちは水温が上がらなくなったときの水の様子をちゃんと観察していました。水温が上がらない間、水はずっと沸騰していたことに気付いていたのです。そして、水の体積が減ったことについては、ビーカーの内側の付いていた水滴がもともとビーカーにあった水ではないか、また、水が蒸発してビーカーのふたにしたアルミ箔に温度計を差した隙間を通って、空気中に逃げて行ったのではないかと考えました。ビーカーの中の空気と水蒸気が混ざったためと考えた児童もいました。本時は実験できませんでしたが、水温が上がらないまま加熱し続けるとどうなるでしょう。水温が変わらないまま、水は全部干上がってしまうでしょう。もし、蒸発した水を閉じ込めておければ、理論上は、沸点である100℃を越してどんどん温度が上がるはずです。実際には、ガスコンロの火力の強さや、ビーカーから空気中に熱が逃げてしまうこと、一様に加熱しないと水蒸気が水滴に戻ってしまう可能性があること等により、なかなか難しいでしょう。でも、児童はこの後はどうなるんだろうという疑問を持っていたようなので、何らかの手立てを考えてあげたいなと思いました。大変意欲的な子供たちです。その意欲を高めているのが、授業者の場の設定や「問い」の取り上げ方だと思います。本時により、子供たちは水をさらに身近なものに感じ、関心をもって探究していくことと思います。

平成29年1月27日

1月26日(木) 関連づけて考える

 実行委員会募金報告 図書委員会読み聞かせ 4年生社会科  

 図書委員会児童による低学年における読み聞かせが継続されています。2学期にも紹介しましたが、完全に定着し、日常化していることが素晴らしいと思います。できそうでできないことです。また、児童会代表委員会の児童が、各学級を回って、募金の結果とお礼を伝えていました。今回行った募金活動は、「友情の絵葉書」で、全校児童から、5,981円の善意が寄せられたとのことです。活動をやりっぱなしにせず、協力してもらったことに対して、きちんと報告し、感謝の意を伝えるという“手順”を学んでいます。実行委員は、あいさつ運動をはじめ、自分たちの学校をより良くするために、高い意識を持ち続け、行動に移す実行力が素晴らしいと思います。

 4年生の社会の授業で、茨城県内の地域について調べる学習を行いました。取り上げたのは大子町です。大子町は、遠足で行ったところです。実際に見聞きしてきたところなので、書物や地図による情報と、自分の体験を関連づけることができるメリットを考えての授業者による選択だと思われます。まずは、地図から情報を集めました。地形、道路、鉄道、名所等を地図から読み取りました。県内では標高が高い地域であり、八溝山があること、国道118号線や水郡線が通っていること、袋田の滝があること、温泉があることなどです。次に、テキストを読み、大子についての記載を探しました。大子町の自然、特産物、観光、産業等の視点から、特徴と思われることを挙げていきました。効果的だったのは、4人組の小グループで学習を進めたことです。ある児童が「シガって何だろう」と「問い」を発しました。同じグループの児童の誰かが知っていれば情報提供するでしょうが、誰も分からなかったので、「じゃあ、調べてみよう」と言うことになり、グループみんなで調べ始めました。グループの中の一人の一言でみんなの学びが広がりました。このグループは、「シガ」を国語辞典で調べましたが、国語辞典には載っていなかったようです。では、どうしたらよいか。今後、周りのグループに聞く、図書館に行く、パソコンルームに行く等々、「問い」を解決するための様々な手段を考え、実行していく探究的な学びが展開されることでしょう。地形から、気候から、交通網から、歴史や文化から、その他様々な条件を関連づけて大子町の特徴を“考える”学びとなるでしょう。課題設定や学習形態の工夫により、深い学びが実現されました。

 ちなみに「シガ」は、奥久慈地方では「氷花」と書くこともあり、「JAFナビ」http://www.jaf.or.jp/jafnavi/driveguide/natural-phenomenon/shiga.phpによると、「厳冬期、川底の小砂利に凍りついた氷の小片が浮き上がって、氷の小片が川の水面を無数に流れる現象」であり、最低気温がマイナス7.5度の日が3日以上続くと生じやすいとのことです。久慈川のみで発生する現象で、上流は福島県の塙町付近から茨城県の大田町上小川付近で見られるそうです。本日の袋田の滝の氷結は約9割、本日の大子町の最低気温はマイナス8.2℃。昨日の大子町の最低気温はマイナス9.1℃、かなり冷え込んでいます。今頃、「シガ」ができているかも知れませんね。明朝は、川面に朝日できらきらと輝きながら流れる幻想的な「シガ」を見ることができるのではないでしょうか。しかし、なぜ、久慈川だけで発生するかは、なぞのようです。他の地域でも発生することをご存知の方は、ぜひ教えてください。

平成29年1月26日

1月25日(水) 社会の一人として

 6年生まごころタイム サケの仔魚 おにぎりを作って食べる 縦割り活動 5年生学活 租税教室 

 本校で飼育しているサケの様子をお知らせします。全ての教室の水槽で孵化が終わり、仔魚が着実に成長しています。大きなものは20mmほどになりました。水槽を暗くしているので、まだ水槽の底で静かに生活しています。

 今日の給食のテーマは、「明治時代の給食」でした。サケの塩焼きにすいとん汁、そしておにぎりでした。おにぎりは自分でご飯を握って、海苔で巻いて食べました。低学年の児童ははじめは戸惑った感じでしたが、みんな上手におにぎりが出来上がり、おいしそうに食べていました。何人かに聞いてみたところ、自宅でもおにぎりを作ったことがあるという児童が多いようでした。2月には、水戸市で行う防災訓練と合わせて「ぎゅっとおにぎりの日」もあるので、ぜひ、家庭でもおにぎりを作る体験をしておくとよいと思います。

 昼休みは、全校で縦割り遊びとして縄跳びを行いました。上級生から下級生まで、先生も一緒に、いい雰囲気の中で楽しく遊ぶことができました。6年生も交えての縦割り活動は、残すところあとわずかです。委員会やクラブ等でも引継ぎはあるでしょうが、6年生と触れ合いをとおして、下級生は6年生から多くのものを吸収し、6年生は下級生にいろいろなことを伝えて欲しいと思います。

 5年生の学活の授業で、「どのような6年生になりたいか」という話題で話し合いをしました。まず、6年生になったとき「言われたくないこと」を考えました。「立派じゃない」「あなたみたいな6年生にはなりたくない」「かっこうわるい」「6年生より5年生の方がいい」「こんな6年生は嫌だ」等が挙げられました。どのようなことを言われたいか考えたところ、「こんな6年生になりたい」「神ってる」「あこがれている」「かっこういい」「ステキ」「6年生みたいになりたい」等々が挙げられました。最後に、どうすればそのような6年生になれるかを考えました。下級生の手本となるように、生活や学習、行事などの取り組みをしっかりやる・・・。 頭でわかっていてもできないのが人間です。一人では迷い、挫折することも多いでしょう。そのようなとき支え合えるのが仲間です。友達を大切にして、心が折れそうなときには支え合い、ぜひともに目標を達成して欲しいと思います。ただ、“支え合う”と言っても、やさしそうで難しいのが人間関係です。周囲の人と相互理解を図り、立場や思いを尊重し合い、考え方が合わないときでも折り合いをつけて、ともに成長していけるような5年生であって欲しいと思います。

 6年生が、水戸法人会の方を講師としてお迎えして「租税教室」を実施しました。講話やDVD視聴を通して、税金の種類、日本で徴収されている税金の額、使いみち、諸問題などについて学びました。わたしたちのくらしは、税によって支えらえています。普段意識しないところも、税による恩恵を受けているものがたくさんあります。子供たちも買い物をするときに消費税を払っていますから、「納税者」です。税についての関心を高め、正しく理解し、社会の一員として義務を果たしながら社会に貢献できる人になるために、貴重な学習をすることができました。

 6年生が「まごころタイム」の活動を頑張っています。環境問題への意識が高い児童が多く、ゴミのポイ捨て防止のポスターを貼りたいとのことでした。考えたことを現実にしていく力=実践力は非常に重要です。社会の一員として、社会に貢献していく力を育む、このような活動を応援したいと思います。

平成29年1月25日

1月24日(火) 授業における教師の役割

 給食委員の児童 手作りの紙芝居上映 給食委員長感謝の言葉 感謝のお手紙と花束贈呈 調理員さんのお話 3年生算数 1-2国語 1-2国語 

 本日から1月30日(月)までは、全国学校給食週間です。学校給食の意義、役割、マナー等について理解を深め、関心を高めることをねらいとしています。同時に、給食に関してお世話になっている方への感謝の気持ちを育みたいと思い、本日、児童朝会として児童会給食委員会主催の「給食感謝集会」を実施しました。給食委員の進行により、手作りの“紙芝居”上映(紙芝居をスライドにしてスクリーンに写す)、給食に関するクイズ、本校の給食調理室の様子の動画上映、給食委員長の感謝の言葉、調理員さんへ花束贈呈、調理員さんのお話、校長の話・・・という内容でした。給食委員の児童はかなり前から準備し、円滑に会の進行を行いました。体育館の中はストーブを点けていたものの大変寒い状況でしたが、児童はみんな真剣な態度で式に参加しました。本校では、わずか3名の調理員さんが毎日約300食の給食をおいしく安全に作ってくださっています。また、わたしたちの口に入るまでに給食にかかわる方は、調理員さん以外にもたくさんいます。安価で食べられる陰には、国民の支えもあります。そういう方々の存在なども全て含めて給食に感謝する機会になりました。給食に関すること以外にも、わたしたちが意識しない、あるいは知らないところで、わたしたちの生活を支えてくださっている方がたくさんいます。そのような方々にも目を向け、同様に感謝の心を持ち、“生かされている”命を精一杯輝かすことができるように、自分を大切にして頑張っていきたいものです。

 3年生の算数は、以前紹介したように、2学級を3つのグループに分けて少人数で授業を行っています。今日も、10名のグループでじっくり学んでいました。個に応じた指導は、個々をバラバラにすることではありません。協同の学びを実現させながら、個々の学びの充実を図っていきたいと考えています。

 1年生の国語において、「てがみでしらせよう」という題材で授業を行いました。授業者の投げかけで、「手紙の“よさ”」について話し合いを行いました。電話やメールと比較しながら、児童は出す側、もらう側双方の立場に思いをはせながら、そして自分の実体験を振り返りながら、様々な発言をしていました。児童の発言を要約すると、手紙は書くのに時間がかかるが、それだけ思いがふくらむ。手紙は届くのに日数がかかるが楽しみがふくらむ。封筒にはいろいろなものを入れることができる。よって相手が喜ぶのを想像するのも楽しいし、もらう側にしても何が入っているか楽しみである。入っているのを期待していなかったときは、驚きがある。手紙には文字だけでなく絵を描くこともできる。自分の字で書けば、心が伝わる・・・等々。これらの“意見”に、児童それぞれの思いやエピソードが加わり、またさらに「わたしも」や「ぼく(の場合)は」が加わるので、「てがみ」についてのみんなのイメージがどんどん膨らみます。授業者が、全身で児童の発言を受け止め(聴き)、児童と児童の発言をつなぎ、発言した児童に「それはこういうことですか」「そのときどうだった?」と戻し、あるいは付け加えを促したことにより、このように次から次へと発言・つぶやきが続き、非常に豊かな話し合いになったものと思われます。授業者は、ときには自分の体験のエピソードを交えたり、クイズ形式で知識を与えたりして興味関心を高めていましたが、基本的にはファシリテーター役に徹し、児童の考え、発言を促していました。授業者のこのような“構え”によって、児童の力はどんどん引き出され、生かされます。先生が聴いてくれる、みんなが聴いてくれるという安心感があるので、どの児童も気兼ねなくつぶやくことができるのだと思います。本時により、児童はきっと誰かに手紙を出してみたい、手紙をもらってみたいという思いが強くなったことと思います。1年生でも、このように教室全体に一体感のある協同の学びができるということを、あらためて感じた授業でした。

平成29年1月24日

1月23日(月) 学びのフィールドを広げる

 国旗を揚げる5年生 城東学区内をきれいにしたい ふれあい祭りをPRしたい 

 「国旗引継式」を終えた5年生が、毎日、国旗の揚げ降ろしを行っています。6年生の思いをしっかりと引き継ぎ、自覚をもって取り組んでいます。素晴らしい5年生です。

 6年生が、「まごころタイム」(総合的な学習の時間)の活動として、学びのフィールドを学校から地域に広げる取り組みを行っています。昨年12月にこのブログで、那珂川堤防にごみのポイ捨て防止を呼びかける看板を立てることを検討しているグループ、桜川の河川敷を地域の方とともに清掃することを検討しているグループを紹介しました。本日の授業においては、学区内の道路の清掃活動や、城東小学校が地域の方と連携して創り上げている「城東ふれあい祭り」(主催は城東小学校PTA)のPRを進めていこうという取り組みを検討しました。フィールドを校外に広げれば、かかわる人が多くなり、考えなければならないことも多くなります。自分たちの思いだけではどうにもならないこともあり、計画を練り直さなければならないことも出てくるでしょう。そのようなハードルが多ければ多いほど、高ければ高いほど学びが広がり深まります。かかわる人が多いということは、ご支援、ご協力をしてくださる方も多くなるということです。まずは、自分たちで力を合わせ、さらに多くの方の力を借りながら、あるいは活用しながら、自分たちでハードルを越える体験を積むことが貴重な学びとなり、自信が深まります。ぜひ、計画を実現させてほしいものです。

平成29年1月23日

1月20日(金) 「問い、考える」 から 探究の意欲へ

 紙版画 インクを塗ってもらう バレンでこする 6年生理科 

 1年生の図工で、「紙版画」の制作を行い、本時は刷る作業を行いました。生活の中で好きな場面を、紙やモールを台紙に貼って描き、ローラーでインクを塗り、バレンでこすって作品を仕上げました。縄跳びをしている様子を描いた児童が多くいました。インクを塗った台紙から紙をはがすとき、どのような版画になるかドキドキのようでした。自分の作品を「見て、見て!」という児童が多かったので、自分にとって納得のいく作品ができたものと思います。

 6年生の理科の授業で、手回し発電機(ゼネコン)を使って実験を行いました。前時には、豆電球と発光ダイオードをそれぞれゼネコンにつなぎ、ゼネコンの取っ手を回す実験を行っており、いろいろなことに気づきました。豆電球はゼネコンの取っ手をどちら向きに回しても点くが、発光ダイオードはどちらか向きのときだけ点く(反対向きに回すと点かなくなる)。豆電球は点くと暖かくなるが、発光ダイオードは暖かくならない。豆電球が点くときは、取っ手が重くなる(回すのに大きな力が必要)が、発光ダイオードが点くときは、あまり重くならない(小さな力で回せる)。取っ手を速く回すと、豆電球も発光ダイオードも明るく点く。発光ダイオードを点灯させるには、豆電球を点灯させるほど取っ手を速く回さなくてもいい等です。これらの気づいたことについて「なぜ」「どうして」が「問い」になります。本時では、「なぜ豆電球は(ゼネコンの取っ手を回したときの)手ごたえが重く、発光ダイオードは軽いのか」という児童の「問い」を採り上げ、みんなで考えました。児童からは、「豆電球より発光ダイオードの方が新しいので「(発光ダイオードの方が)簡単に電気が作れるから」「豆電球の方が少ない動力で点く」などの“考え”が出されました。「豆電球より発光ダイオードの方が新しいから」ということについては、製造された年月日までは分かりませんが、どちらも新品を使ったことから「違うかな」と気づきます。「豆電球の方が少ない動力で点く」は、児童が使っている「動力」という語がどういう意味かを確認しなくてはいけませんが、豆電球のときの方が大きな力が必要なのですから、「少ない動力」は違う気がします。そこで前時の実験が生きてきます。豆電球と発光ダイオードが点いたときの違いは、熱が出るかあまり出ないかの違いでした。とすると、手ごたえの重さは、熱に関係しているのではないかと“考え”られます。児童に確かめたところ、理由が「分かった!」と答えていたので、おそらくここまでは到達したのではないかと思われます。この先は中学校で学習する「エネルギー保存の法則」にかかわります。発光ダイオードは、熱や放電によって発光するものではないので、ゼネコンの取っ手が回る運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて逃げていく量がずっと少ないことが関係すると考えられます。光エネルギーに変換する部分もあるので、本来なら、豆電球と発光ダイオードを同じ明るさに点けたときを比較することも必要でしょうが、ここでは難しいでしょう。とにかく、「一人一実験」が「問い」の発生を促し、自分たちの実験結果から「問い」について考え、さらなる探究(もっと知りたい、調べたい)という意欲につながった授業でした。発光ダイオードは、今や児童の身近なところでたくさん使われています。探究の過程で、前時に気付いたことにもあったように、発光ダイオードは一方向のみ電流を流す整流作用があり、交流電流を直流電流に変換することに利用されていることなども知ることができるでしょう。授業での“種まき”が、どんどん学びを広げます。

平成29年1月20日

1月19日(木) 説明文を読む

 JR東日本による出前授業 切符を調べる Suicaを調べる 校庭に咲いた梅 説明文の分析資料 氷と“対話” 

 本校の校舎前に、梅の木が植えられており、大輪の花を咲かせています。この木は、平成26年12月20日に、本校近くの横綱常陸山谷右衛門生誕の地記念碑において、横綱白鵬などを招いて常陸山生誕140周年記念式典が行われたとき、元皇族伏見博明様が植えられたものです。品種は、大盃(おおさかずき)。花期は1月中旬から2月下旬とされ、偕楽園にも、同じ品種の梅の木があるようです。先日、「1月は寒い」と書きましたが、春は着実に近づいています。

 3年生、4年生、6年生の国語で、今、説明文を題材に授業を行っています。読者にわかりやすく伝えるためにどのような工夫がなされているか、文章全体の構成の分析などを行っています。3年生の教科書に「問い」という言葉が出ています。本校でも、非常にこだわっている言葉です。3年生の教科書では「問い」を、筆者が説明文で読者に理解して欲しいことの“問題提起”、あるいは“テーマ”のように捉えています。「・・・・は・・・・でしょうか。」と文章が始まり、読者が興味をもつように投げかけて、続いて説明していくというものです。その「問い」は、その部分以下に説明がなされるわけですから、筆者にとってはすでに“解決済み”の「問い」であることになります。つまり、説明文を読むことにより、物事を見るときに視点の当て方、「問い」の解決の仕方等を学ぶことができることになります。そういう意味でも、説明文を読むことは大変興味深いことです。ただし、教科書の説明文を読む際にも、全てを鵜呑みにしてはいけません。書かれている内容について、常に「本当にそう言えるのか」「なぜわかるのか」等々の見方(批判的思考)で読むことを大切にしたいものです。本日、各学年の児童は、じっくりと一語一語、一文一文を吟味しながら、説明文を読み進めていました。

 この常に「なぜ」「ほんと」・・・と「問い」をもつ姿勢が、学びを広げ深めます。もともと子供は何に対しても興味津々ですが、さらに受け取った情報をもとに「問い」をもつ姿勢を育てたいと思います。今朝、本校の校庭にある池に氷が張っていました。2年生の児童が、その氷に足を乗せて見たり、手に取ってみたり、透かしてみたり、いろいろ試していました。おそらく「問い」が生まれていたことと思います。また、5年生がJR東日本の方を講師として招き、「鉄道と情報ネットワークの秘密を探れ!」というテーマで授業を行いました。JRでも様々な情報化が行われ、どのように活用されているか等について学びました。実際の切符やSuica(スイカ)を手にして、Suica読み取り機も使いながらどのような情報がわかるか、どのように使われるか、また、事故や災害から人を守るための情報ネットワークがどうなっているかについても体験的に学びました。この授業の中でも、様々な「問い」が生まれていました。

平成29年1月19日

1月18日(水) 思いを受け継ぐ

 6年生代表のお話 国旗の揚げ降ろしについて説明 6年生から5年生へ国旗を引き継ぐ 業間縄跳び(6年生) 幼小交流 2年生道徳 

  「日が長くなりましたねェ」と挨拶を交わすことがあります。本日の水戸市における日の出の時刻は、6時48分、日の入りの時刻は16時50分です。ちなみに、1年で最も“日が短い”とされる冬至の日(2016.12.22)の水戸市における日の出の時刻は6時46分、日の入りの時刻は16時28分でした。つまり、日の入りの時刻は、22分遅くなっています。日の出から日の入りまでを「昼」とすると、冬至の日よりも、本日の方が日の出の時刻が2分遅いので、本日の「昼」の長さは10時間02分です。冬至の日の「昼」の長さは9時間42分なので、20分間「昼」が長くなったことになります。確かに少しずつ「日が長く」なっていることがわかります。「日が長く」なるということは、当然のことですが、時間が進んでいるということであり、6年生の卒業が近づいてきました。本日、6年生と5年生により「国旗引継ぎ式」を行いました。本校では、中央昇降口前に国旗掲揚台があり、毎日、6年生の日直さんが国旗の揚げ降ろしをしてくれていました。その役目を本日、5年生に引き継ぐのです。国旗の揚げ降ろしは、本校では代々6年生の役割とされ、ずっと引き継がれて来ました。「6年生代表の言葉」により、自分がこの役を引き継いだ時、6年生の思いを感じ、最上級生になるという自覚が芽生えたという内容が語られました。「国旗」という“物”を引き継ぐというよりも、自分たちの後をよろしくという思い・精神を引き継ぐ式でした。6年生は、何においても自覚をもって、落ち着いてじっくりどっしり取り組み、着実に成果を上げてきました。5年生も活気に満ちた力ある学年なので、6年生の思いを受け継ぎ、きっと素晴らしい最上級になることでしょう。まずは、明日からの国旗の揚げ降ろしを通して、徐々に最上級生になる自覚を高めて欲しいと思います。

 本日の中休みにも、どの学年も元気に縄跳びに取り組んでいました。「冷え込みますね~」という挨拶も最近多いですが、今朝の気温は手元の温度計で0℃でした。気象庁によると水戸市の日最低気温の最低記録はマイナス12.7℃(1952.2.15)だそうです。水戸市の月別最低気温(最低気温の平均 1981~2010年)を見ると、最も低いのが1月でマイナス2.2℃。やはりこの時期は寒いのです(2月はマイナス1.5℃、12月はマイナス0.2℃)。でも、そのような寒い中でも、子供たちは互いに声を掛け合いながら、記録を伸ばそうと頑張っていました。高学年は長縄跳び、中学年はハチの字跳び、低学年は一人跳びに重点を置いて練習していました。

 本日の昼休みは「ロング昼休み」。清掃を無しにして、体を動かす時間を多くしてあります。1年1組の児童が、幼小交流の一環として隣接の城東幼稚園に遊びに行きました。縄跳び、鉄棒、ホッピング、ブランコ等、それぞれ自由に自然に遊ぶ中で、交流も自然に深まっていきます。形式的な対面ではなく、一緒にいることを継続することで、“仲”が深まっています。

 2年生の道徳の授業で、「おせわになっている人にかんしゃして」という話題について考えました。児童から日頃お世話になっている人として、おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん等の家族、親戚。せんせい、ちょうりいんさん等学校の教職員。おいしゃさん、おまわりさん、バスのうんてんしゅさん、こうえんのそうじをしてくれる人、こどもをまもる会のかた等学校外の方。多くの人によって自分たちが支えられていることに気付いていました。1月の最後の週を「給食週間」とし、その中で給食調理員さんに感謝する集会を行う予定です。感謝の気持ちを言葉や形にして伝えることも大切にしたいと思います。・・・授業後、ノートの「ありがとうをつたえたい人」という欄に児童が記入した内容を見ると、やはり最も多かったのが「おかあさん」、次に「おとうさん」でした。この2つは“ダントツ”でした。“当たり前”ですが、親の存在というのは子どもにとって大きいですね。親が発する言葉、表情、物事への対応の仕方等を、子供たちはよ~く見て聞いています。「育てたように子は育つ」とも言われます。親として、子供たちへのかかわり方、育て方、親自身の人としての在り方を、十分気を付けていきたいものです。

平成29年1月18日

1月17日(火) 腑に落ちるまで学ぶ

 全校朝会 4年生算数 3年算数 

 本校では全校集会において、いろいろな先生が順番にお話をする取り組みを行っていることを以前紹介しましたが、本日は4学年主任白土教諭がお話をしました。タイトルは「世界がもし300人の“城東小学校”だったら」。「世界がもし100人の村だったら」の内容を、児童、教職員合わせて約300名規模の本校に置き換えて世界情勢を子供たちに実感をもって理解してもらおうというお話でした。「世界がもし100人の村だったら」については、ネット上や書籍でお読みになった方も多いことと思います。2000年頃からネット上で広まり、それを日本語に訳した書籍が出版されています。世界の人口63億人を100人の村に置き換えたら、何人くらいがどういう状況にあるのかをわかりやすく伝えようとするものです。それを白土教諭は、城東小学校300人に置き換え、子供たちにお話をしました。言語、エネルギー、食糧等、自分たちの生活に直接かかわる項目について、該当する数の児童に立ってもらいながら、視覚的にも実感がもてるよう工夫してお話をしました。最後に、南米アンデス地方に伝わるとされる「ハチドリのひとしずく」のお話を紹介して、お話を終えました。総務省統計局の資料によると、2015年の世界の人口は約73億5千万人(日本は約1億2689万人)です。今後、世界人口はどんどん増え続けると予想されています。“先進国”等一部の国や地域に偏っているエネルギーや食糧等を、いかに世界中に配分し、全人類が共生していけるようにするかが大きな課題です。これからの時代を中心になって切り拓いていく世代である児童にとって、大変有意義なお話でした。「ハチドリ・・・」のお話も、どんなに小さいと思われることであっても“自分にもできること”を考えるいい機会となりました。

 4年生の算数の時間に、「イチゴのデザートを6人分作るために、材料はそれぞれどれだけ必要か」という課題に取り組みました。材料のうちの一つが牛乳で1人当たり0.2Lです。大人であれば、0.2×6=1.2(L)で終わりですが、4年生は一生懸命考えます。ある児童が黒板に、0.2L=2dL 2×6=12 12dL=1.2L と書きました。すると、他の児童から質問や意見が次々と出されました。一見、集中砲火を浴びているようですが、質問を受ける児童は一生懸命自分の言葉で説明し、考えを深めていました。質問する側の児童は、友達が質問や意見を述べることで、さらに新しい「問い」を持ち、それを出し合う中で理解を深めていました。授業者は、ファシリテーター役、及び質問者、説明者双方の意味が全体に伝わるようにする話し合いのサポーター役に徹していました。なぜ、0.2を2にしたのか、LをdLに変えたのはなぜか、2はどこから来たのか、自分ならこうする・・・等々。昨日紹介した5年生と同様、児童同士が腑に落ちるまで理解しようという意欲が表れた授業でした。4人組の小グループにして発言しやすい体制にしていたのも効果的であったと思います。「腑に落ちる」という言葉をあえて使いましたが、単に頭で「わかった」というレベルではなく、「あ~そういうことだったのか、なるほど!」と心底、実感を伴って納得することです。本時の児童の姿は、まさしく「主体的な学び、対話的な学び、深い学び」でした。3年生の教室でも、算数の授業において、腑に落ちるまで学び合う姿が見られました。

平成29年1月17日

1月16日(月) 教室内における児童間のネットワーク

 サケの仔魚 業間縄跳び 5年生国語 

 サケの仔魚が着実に成長しており、大きくなってきました。体調が15mmほどになりました。先週、かなり孵化が進みましたが、まだ孵化していないものもかなりあります。おそらく今週中には、ほとんど孵化するものと思われます。城東保育所にも卵を“おすそ分け”したのですが、城東保育所でも孵化したとのご報告をいただきました。保育所の幼児も喜んでくれたようです。

 月曜日は、業間縄跳びの日です。今朝の気温は手元の温度計でマイナス4℃まで下がりました。日差しはあるものの風が強く、体感温度が低くかなり寒い中でしたが、子供たちは今日も元気に縄跳びに取り組んでいました。少しでも体を動かすとポカポカしてきます。まだまだ寒い日が続くと思いますが、寒さに負けずに運動も頑張っていきたいと思います。

 5年生の国語で、「分かりやすく伝える」という題材の授業を行いました。課題は「お知らせを1年生向けに書き直そう」です。“お知らせ”の元の文章は「校外学習で、昆虫採集に行くにあたり、各自が適切な容器を持参すること。」です。まず、各自でどう書き直せばよいか考えた後、“議論”が始まりました。まずは、「校外学習」です。1年生に校外学習の意味がわかるかという問題意識からです。「遠足に直してはどうか」という意見に対し、「遠足と校外学習は違う」という意見が出ました。「学校の外での学習」「外での活動」等々いろいろ意見が出ましたが、とりあえず「えんそく」に落ち着きました。次に「昆虫採集」です。「虫とり」「虫をとる」「虫をつかまえる」…。ここでも様々な意見が出ました。「とる」と「つかまえる」の意味・ニュアンスの違いについて、自分たちなりの感じ方、考えを話し合いました。また、「虫とり」という言葉には、単に「虫をとる」という一つの行為を越えた様々な意味が含まれているのではないかという意見も出ました。鋭いなあと感じました。以下同様に、「~にあたり」、「各自が」、「適切な」、「容器」、文末の「~こと」・・・を一つずつ吟味していきました。そしてできあがった文が「遠足で、虫をとりに行くので、ひとりひとりがつかいやすいいれ物をもってきてください」です。その文を読んだとき、本当にこれでいいのだろうかと、また吟味を繰り返しました。実際に1年生が昆虫採集の準備をする際に「使いやすいいれ物」と言われて、どんなものを準備するだろう…。1年生の側に立って考えました。昆虫採集に適切な容器とは、どういう昆虫を採集するかによって違うのではないか、採集する昆虫の大きさは? 生息地は? 1年生が用意できるもの(自宅に持っているもの)は? 「適切な」という言葉自体が非常に曖昧なものなので、それを1年生向けに変換することは難しいですが、「分かりやすく伝える」ためには、発信者の意図を正確に把握し、意味が変わってしまわないように伝えることが大切であることに気付きました。ここまで読んでいただいただけでは、ただ普通の授業です。本時で素晴らしかったことは、子供たち同士の学びのネットワークが教室内にできていたことです。一人の発言に対し、他の児童がどんどん自分の考えや意見を返し、その発言に対し、さらに他の児童が自分の意見を述べる・・・。授業者はファシリテーターに徹し、子供たちの発言をつないでいました。どんどん考えが深まり、自分たちなりの“結論”を導き出していました。せっかく発言したのにすぐに反論が返ってくることがありますので、ある意味では厳しい話し合いです。しかし、自分の発言をみんなが良く聴き、受け止め、必ずみんなが反応してくれる、そして自分の発言によってさらに議論が広がり深まる…。聴き合い、認め合う関係があるのです。学級全員が学びのネットワークに参加し、一体感をもって学びが深まっていく実感がありました。日本では、ややもすると“批判する”ことはいけないことだと教えているような嫌いがあります。「批判すること=人を否定すること→“いじめ”」という構図です。ここで大事なことは、批判するのは、“人”ではなく“意見・考え”です。多様な考え方、意見があるのは当然です。多様な意見をすり合わせ、よりよい考えを創り上げていくことこそ重要です。信頼関係があるからこそできることとも言えます。教師と児童とだけの一方向的な一問一答型の授業ではなく、本時のような授業を広げていきたいと思います。

平成29年1月16日

1月15日(日) 水戸市郷土かるた大会城東学区大会

 開会式 試合開始 全力で勝負 本校教員も参加 

  城東市民センターを会場として、城東学区育成部会等の主催により、水戸郷土かるたの学区大会が開催されました。地域の各団体の方や多くの保護者の方の応援を受け、本校児童30数名が参加し、熱戦を繰り広げました。子供たちはさすがに練習を重ねているだけあって、素早くかるたを取っていました。公式戦以外にも、本校教員や、保護者・地域の方も参加させていただいて競技が行われ、かるたを楽しみながら親睦を深める良い機会となりました。企画、準備、運営等に当たってくださった育成部会役員・委員の皆さま、保護者の皆さま、教育振興会の皆さま、城東市民センターの皆さま、応援に駆けつけてくださった地域の皆さまに敬意を表するとともに感謝申し上げます。低学年の部、高学年の部の優勝チームは、2月18日(土)に県武道館で開催される中央大会に学区代表として出場します。これからも練習を続け、ぜひ頑張って欲しいものです。

平成29年1月15日

1月13日(金) 想像の世界を広げる

 元気に縄跳び 3年生国語 山村暮鳥の墓(筆者撮影) 

 この冬一番の寒波がやってきているということで、今朝はかなり冷え込みました。今週から、週に3回、中休みに行間運動として全校一斉に縄跳びをしています。寒い中でも、子供たちは元気に縄跳びを楽しんでいました。2月の初旬に各学年ごとに縄跳び大会を実施しますので、それに向けて、各自目標を持って取り組んで欲しいと思います。そして何よりも、寒さに負けない健康な体をつくって欲しいと思います。

 先日、2年生の国語における詩を題材とした授業を話題にしましたが、昨日、本日と2日続けて、3年生の国語における詩を題材とした授業を見ました。「詩を楽しもう」という単元です。教科書で取り上げている詩は、三好達治の「雪」、草野心平の「ゆき」、山村暮鳥の「雪」の3篇です。全て「雪(ゆき)」です。教室に入った瞬間、子供たちがしっとりと詩を味わう雰囲気が出来上がっており、思わず足が止まりました。ずっと一緒に詩を味わいたいと感じました。授業では、CDを使って3つの詩の朗読を聞かせてから、実際に自分たちで音読しました。声に出すことによって、詩のつくりや言葉のリズム、言葉一つ一つの響きや意味を、子供たちは体で感じ取っていました。それぞれの詩について、気づいたこと(問い)として、三好達治の詩はたった2行であること、草野心平の詩は同じ言葉が何回も繰り返されていること、山村暮鳥の詩は、語りかけるように書かれていること等が子供たちから挙げられました。他にも、ここで挙げるときりがないので少しにしますが、「太郎と二郎は一緒に暮らしているのか」「太郎や二郎を眠らせたのは誰なのか」「なぜ二行だけで終わりにしたのか」「しんしんしんしんとは何だろう、音なのだろうか」「天からふってくるものは、なぜきれいなのか」・・・等々、3つの詩について、それぞれ多くの「問い」が出されました。おそらく子供たちの頭の中では、それぞれの詩の情景がはっきりと浮かんでいたものと思われます。時間の関係で、一つ一つの詩について、じっくりと味わうところまで見られませんでしたが、それぞれの詩がどういう状況を表現したものなのか、作者は何を伝えたかったのか等について、語り合う様子を見たかったなと思いました。

 ちなみに子供たちに紹介してあげたいこととして、皆様はご存知のことと思いますが、山村暮鳥は茨城県、そして水戸に縁が深い人物です。暮鳥は、現在の高崎市で生まれ、東京の神学校で学んだ後、水戸の教会で布教活動をしていたことがあります。1924年に40歳で亡くなったときは大洗で暮らしていました。 お墓は水戸市の江林寺にあります。江林寺の案内板には、亡くなったとき発刊準備中であった詩集の「雲」という詩が記されています。「おうい雲よ ゆうゆうと馬鹿にのんきそうじゃないか どこまでゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか」という詩です。「雪」と共通するところがあるような気がします。「詩を楽しもう」…。詩はいいですね。

平成29年1月13日

1月12日(木) 日々の積み重ねを

 2年生算数 学テ2日目(4年生) AETによる読み聞かせ 

  昨日に続いて「学力診断のためのテスト」2日目として、算数と社会のテストを実施しました。どの教室でも、児童は真剣に取り組んでいました。

 今朝は、2年2組でAETが読み聞かせを行いました。本校では、AET(英語指導助手)が週3日フルタイムで勤務しており(城東幼稚園に行く時間帯はあります)、授業時間以外でも児童を英語に親しませるため、「朝の読書」の時間を使って、読み聞かせを行っています。1日1学級しかできませんので、各学級月に1回程度の割り当てとなります。学年全体を集めて行う方法もあるでしょうが、単に一方的に読むのではなく、児童一人一人の表情を見ながら語りかけ、状況によってインタラクティブなやりとりも行うので、少人数で行う方が効果的です。本校のAETは大変素晴らしく、読み聞かせで扱う本を学年に合わせて厳選しています。内容、難易度、長さ、イラスト(挿絵)等を考慮し、子供たちが楽しみながら聞けるように工夫しています。本日、取り上げた本は「HOP ON POP」。「英語にはほとんど同じ発音の言葉がたくさんありますよ。」ということで、ALLとTALL、HOUSEとMOUSE・・・等が韻を踏んだ一つの文になって紹介されていきました。子供たちは本のイラストを見て意味を想像しながら、興味深そうに聞いていました。読み聞かせは、あいさつから始まり、あいさつで終わるので、子供たちは聞くだけでなく話す機会ともなります。また、AETへの親近感を深め、日常的に校内でAETと会話する意欲を高めます。理解度や英会話力の定着については、特に低学年の場合はそれほど大きくないかも知れませんが、AETは給食時も各教室を順番に回って会食をしていますので、それらも全て合わせて、小さな積み重ねがやがて大きな成果につながると考えています。

 2年生の算数の授業では、2学級を3つのグループに分け、少人数指導を行っています。指導者としては、学級担任2名と併せて、学力向上サポーターを活用しています。グループ全体による協同の学びも大切にしながら、個別指導も重視しています。本校の算数科の授業では、5,6年生は少人数指導担当教員を入れて学級を2つに分けた少人数指導を、4年生は教務が担任と一緒に授業に入ってTT(ティームティーチング)を行いながら個別指導も行う形態(場合によって2グループに分けて実施)を、3年生では2年生と同様に学級を解体した少人数指導を、それぞれ学年の実態に応じて、全体指導と組み合わせて行っています。今後も、より効果的な指導方法・指導形態を考え、フレキシブルに実践していきたいと考えています。

平成29年1月12日

1月11日(水) 「生きている」ことを感じること

 2年生国語 幼小交流 校内書き初め展 3年生初めての学テ   

 本日、全県の国公立小中学校、義務教育学校では一斉に「学力診断のためのテスト」が行われました。筆記テストのみですので、「学力診断」と言っても、当然“学力”の全てが測れるわけではありませんが、児童にとっては、この1年間の学びの成果を確かめる機会となり、学校にとっては、日頃の指導方法を見直し改善を図る貴重な資料となります。本校でも、3~6年生が国語、理科のテストを実施しました。どの教室でも、児童は真剣にテストに取り組んでいました。

 昨日行った書き初めの作品が、各教室の廊下に展示されています。校内展を行う都合上、何点か「金賞」を選びましたが、あらためて見ると、どの作品も心が込められた素晴らしい作品です。入賞の有無にかかわらず、書き初めの元々の趣旨のとおり、自分の願いを込めた作品として、大切にして欲しいと思います。

 昼休みに、1年生が隣接する城東幼稚園に遊びに行きました。幼小連携・交流の一環として行っているもので、幼稚園生は“お兄さん、お姉さん”と遊び、大喜びでした。幼稚園生に、やさしく積極的に声をかける1年生の姿が頼もしく見えました。本校の今の1年生の実態として、在籍46名中、城東幼稚園からの入学者数は12名(26%)、城東小学区内にある水戸市立保育所からの入学者数は14名(30%)、合計で56%です。本校が主に連携・交流を行っているのは、この56%が対象ですので、約半数の入学者は、本校とは直接交流を行わないまま入学してくることになります。“小1プロブレム”の解消を考えたとき、どこの小学校に上がろうとも、スムーズに小学校の生活や学習に入っていけるようなアプローチカリキュラムを、公私立、幼稚園・保育園を問わず、全ての園で行うことが重要です。本校では、本校児童と園児の交流を行わなくとも、本校に入学実績のある幼稚園・保育所については、教員や保育士の方を本校に招いて、授業公開や情報交換を行っています。今後も、学区内はもちろん、対象を拡大して連携・交流を行っていきたいと考えています。

 2年生の国語の授業で、「手のひらを太陽に」を題材として授業を行いました。教科書を開くやいなや歌い始める児童もおり、みんなこの詩が大好きなようです。声に出して群読をするときも、自然にリズムが付き、歌っているようでした。それだけ、慣れ親しんでいる詩ということでしょう。本時では、この詩の「好きなところ」を選び、理由を発表し合いました。児童は、「みんなみんな生きているんだ」等いろいろ挙がった中で、授業者が採り上げた部分が「まっかに流れるぼくの血しお」でした。この詩の作者は、皆さんご存知のやなせたかし(柳瀬嵩)さんです。2013年に94歳で亡くなられています。両親の郷里である高知で育ち、戦争体験の後、1947年に上京し、漫画家及び放送作家等を仕事としました。今のように有名になるのは、もっとずっと後ですから、様々な苦悩・苦難があったようです。この詩に関しては、仲間の漫画家が次々と有名になっていくのを横目で見ながらも頑張って徹夜したとき、ふと懐中電灯を自分の手のひらに当てたところ、血の色が驚くほど赤く透けて見えたことに由来しているそうです。心は元気がなくても体は元気に生きている…。自分が自分に励まされたというエピソードが残されています。この詩は生きることへの応援歌なのかも知れません。生きていることの実感、生きるているゆえの楽しさ、悲しさ。それを感じられる生きていることの素晴らしさ。そして自分だけでなく、いろいろな生き物が“元気”に生きていることの大切さ。授業者が「まっかに流れる~」の部分を採り上げたことに強い意図を感じました。単に「赤」ではなく「まっか」、「血」ではく「血しお」、不特定の「人」ではなく「ぼく」に流れていること…。一つ一つの言葉から、生命の強さ、自分の命へのいたわりを感じます。まずは、この詩の核心ともいうべきこの部分の意味をみんなで考え、さらに児童が選んだそれぞれの部分を関連させながら考えていこうというねらいも感じました。この後、「みみず、おけら、あめんぼ」以外にこの詩に合う「生きているもの」をみんなで考えました。教科書には、2,3番の詩は載っていません。児童は自分なりに自分の励ましとなる生命感あふれる「生きているもの」を挙げていました。「世界中の人たち」「コアラ」「クラゲ」「クジラ」「イルカ」…等々。その子なりの生活体験により様々で、面白いと感じました。蛇足ですが、これも皆さんご存知のとおり、やなせたかしさんは「アンパンマン」の作者であり、「アンパンマンマーチ」の作詞をしておられます。、「手のひらを太陽に」と多くの共通点があります。生きる喜びや生きる意味が表されていること、「胸の傷の痛み」「生きているから悲しいんだ」と生きる上の辛さも表されていること等です。「アンパンマン」に込められたやなせさんの願いも、併せて児童に考えさせるのも面白いと思いました。2年生の児童の率直で純粋で豊かな感覚により、詩の世界が大きく広がり、感動した授業でした。

平成29年1月11日

1月10日(火) 新年の決意をこめて

 校医さんの講話 書き初め(6年生) 各学級で国語の授業の時間に「書き初め」を行いました。書き初めは、ご存知のとおり、単に文字を書くだけでなく、1年の「事始め」(本来1月2日)に当たって、元々は書(字)が上手くなりますようにという願いを込めて行われていたものであり、転じて、1年の決意や思いを込めて行うようになったようです。本校では、1月2日にはできませんでしたので、学校が始まって“2日目”である本日、行いました。1,2年生はフェルトペンで書き、3年生以上が毛筆で書きました。写真の6年生の学級では、しーんとした緊張感の中で、全員が集中して真剣に筆を握り、紙に向かっていました。それぞれ、いい作品ができたようです。書き初めに当たって、今年の「新たな決意」を児童に聞いてみたところ、2年生のある児童は、図工が上手になりコンクール等で入賞したいと語ってくれました。6年生にも聞いてみたところ、学習を頑張りたい、早寝早起きができるようになりたい等、様々でした。作品は、1月23日(月)まで、各教室の廊下に掲示します。保護者の皆さん、ご家族の皆さん、ご近所の皆さんは、ぜひ見にいらしてください。

 臨時全校朝会を実施し、校医の原毅先生をお招きして、インフルエンザ及び感染性胃腸炎感染予防についてご指導をいただきました。感染の仕方、咳エチケット等について、たいへん具体的にわかりやすくお話をしてくださり、1年生もよく理解できたことと思います。幸い本校では、今のところインフルエンザでお休みをしている児童はほとんどいません(本日は1名)。このまま蔓延せずに済むことを願っています。

平成29年1月10日

1月8日(日) サケの孵化の様子

 水面に浮かぶ泡 水中に漂う“から” 孵化して“誕生”した仔魚 

 各教室の水槽で、サケの孵化が活発になってきました。水槽内で孵化が始まると、その水槽内では連鎖的にどんどん孵化が進みます。同じ日に受精させ、同じような場所に置いておいても、まだほどんど孵化していない水槽もあります。現在、かなりの学級の水槽で孵化が始まっていますが、特に活発なのは1年1組、2年1組、6年2組です。水面に卵の“から”を溶かすために分泌された酵素による泡がたくさん浮いています。また、水中には破られた“から”が多数漂っています。この泡や“から”を取り除き、水質が悪くならないようにすることが重要です。仔魚が元気に育つように、子供たちと共に慎重に飼育を続けていきたいと思います。

平成29年1月8日

1月6日(金) 新たな学びの決意

 朝の教室で 作文発表 作文発表 目標を立てる 

 本日は第3学期最初の登校日でした。子供たちは登校するとすぐに、各教室で友達同士で明るく元気なあいさつを交わし、「あゆみ」や冬休みの“宿題”を提出していました。頑張って取り組んだという充足感、達成感が表情に表れていました。

 体育館に移動して、始業式を実施しました。式の中で全校児童を代表して、6年生の川崎聡一郎さんと栗原菜々生さんが作文発表を行いました。6年生の4月から12月までの取り組みの中で特に頑張ったことから、その取り組みで得たことを今後どのように生かしていこうと考えているか、卒業を迎えるまで学級・学校をどのようにしていきたいか、中学校に進学する心構えまで、しっかりと述べていました。二人ともさすがに6年生らしく、態度も内容も素晴らしく、学校全体にいい緊張感を与えてくれました。式に参加している全校児童の態度も立派でした。一体感のある、いい始業式ができました。校長の式辞の概略は次のような内容です。

 「昨年末に解散した人気アイドルグループSMAPの歌に、『世界で一つだけの花』という曲があります。この曲で,『ナンバーワンにならなくてもいい。もともと特別なオンリーワン』という歌詞があります。一番になることを目標にして自分を伸ばすことは悪いことではありません。むしろ一番になることは素晴らしいことです。しかし、一番になることだけが目的となり、一番になれなかったときに自信を失って落ち込んだり、腐ったりする必要はありません。また、自分が一番になるために、人を蹴落としたり,見下したり,排除しようとしたりすることがあってはいけません。皆さんが目指すべきことは、自分しか持っていないもの、つまり個性を生かし、自分が納得できる生き方をすることです。これは“オリジナリティ”を創り出すことであり、ある意味ではナンバーワンになることより難しいことです。どんなに辛いことがあっても、大切な自分だけの道を歩んでいるのですから、心を折らずに乗り越えてください。3学期は次のステップに向かって,自分を信じ,自分らしさを最大限に生かし,自分の色を輝かせる努力をしましょう。まわりの人を自分と同じように大切にしましょう。それぞれオンリーワンとして,みんなで伸びていきましょう。皆さんや先生方と一緒にオンリーワンの城東小学校を創っていきたいと思います。」

 式後、教室に戻って大掃除を行った後、学級活動を行いました。多くの学級で3学期の“抱負”を用紙に書き、目標を立てていました。2学期までの自分を振り返り、目標をもって取り組むことは大変重要です。1年生では「(食べ物の)すききらいをなくす」「読書をがんばる」「はやねはやおきをする」「ドリルをがんばる」「なわとびをがんばる」「かんじをていねいに書く」など、具体的な目標が多く見られました。ぜひ、実行して欲しいものです。

平成29年1月6日

1月5日(木) 子供たちを待つ

 子供たちを待つ教室 幼稚園のサケ 明日は3学期の始業式。各教室では、担任により黒板に子供たちへのメッセージが書かれ、冬休み中の“宿題”を提出するための箱が置かれ、子供たちの登校を待つだけになっています。本校では、明日、子供たちによる大掃除は行いますが、子供たちが朝登校して来た時に、気持ちよく教室に入れるように、事前に教職員によって教室や廊下等をきれいにしておくようにしています。インフルエンザ罹患等の連絡は入っていないので、明日はみんな元気に登校してくることを期待しています。

 昨日、サケの孵化をお伝えしましたが、本日は多くの教室で続々と孵化している様子が観察できました。城東幼稚園でも同様にサケの飼育を行っており、孵化が始まっていました。城東幼稚園では、ザリガニの“赤ちゃん”を飼育しており、園児は毎日楽しみに見ていますので、孵化したサケも喜んで見ることでしょう。

※ 昨日、本日と「孵化したサケ」という表現を使いました。皆様にサケの様子を今後も不定期にお伝えしていくことになると思いますが、孵化してから自分のおなかの卵黄を養分として育っている間、及び、鱗(うろこ)や鰭(ひれ)ができるまでを「仔魚(しぎょ)」と呼んで紹介します。その後の段階のものを「稚魚(ちぎょ)」と呼ぶことにいたします。ご了承ください。

平成29年1月5日

1月4日(水) サケが孵化しました

 孵化したサケ 新年が明けました。今年のお正月は大変穏やかな天候に恵まれ、皆様も良い年を迎えられたことと思います。今年もよろしくお願い申し上げます。

 さて、年末にもお伝えしました本校で飼育しているサケについてですが、ついに昨日、孵化の始まりが確認できました。本日はいくつかの学級の水槽で数匹ずつ孵化した様子が見られました。本校では、冬休みの平日は日直の教員が、そして年末年始の休み中も「サケ当番」の教員が、毎日水槽の管理と観察を行っています。水槽の管理として、水温が15度より高くならないように気を付けること(水槽を暖房のない涼しい廊下に置いています)、直射日光が当たらないようにすること(水槽に黒い画用紙を貼って防いでいます)、死んだ卵から発生する水性菌を防ぐために死んだ卵を水槽から取り除くこと、酸素不足にならないよう濾過器で水を循環させること(水位が下がると循環しづらくなるので汲み置きの水を加える=サケは塩素に弱い)を行っています。卵の中に目が確認できるようになり卵が赤みがかってきたら孵化はもうすぐです。孵化するときには、卵の“から”を溶かすために酵素が分泌され、水面に泡のように浮くので、それを取り除く作業も必要になります。写真をご覧いただいてわかるように、孵化したサケは、おなかに養分が入った袋(臍嚢=さいのう)が付いています。しばらくはこの養分を使って成長するので、えさをあげる必要はありません。おそらくこれから1週間から10日の間に次々と孵化が続くものと思われます。子供たちは、1月6日の今年最初の登校日に孵化したサケと出会い、感動することでしょう。那珂川に放流するまで、約2か月間、観察を続けていきます。

平成29年1月4日