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離任式を行ないました。

年度末の人事異動により3名の先生が異動となりました。離任式には,たくさんの在校生,先日卒業した6年生が参加してくれました。離任される森校長先生からは,3つの宝物「みなさんと一緒に毎日草取りをしたこと」「あのねポストに手紙を書いてくれたり,上大野ミュージアムに作品を届けてくれたこと」「いろいろなことができたよをおしえてくれたこと」をこれからも大切にし,もっと大きくしていってほしいというお話がありました。五十川先生からは,何でもみんなで話し合って,よりよい物を作ってほしい。上大野の財産を引き継いでいってほしい。「はてな」「なるほど」を大切にしてほしい。というお話がありました。酒井先生からは,1年生から6年生までが一緒に遊べる仲良さを大切にしてほしい。季節の移り変わりを感じられる自然豊かな上大野を大切にしていってほしいというお話がありました。上大野小学校愛にあふれる3名の先生方,大変お世話になりました。離任式に出席してくれた児童のみなさん,見送りに来て下さった保護者の皆さま,ありがとうございました。

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令和3年3月31日

外で元気に‼

開放学級の児童が外で元気に運動しています。ジェイボードにバランスよく乗ったり、力強いボールを投げたりして笑顔で楽しく活動していました。
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令和3年3月30日

桜の花が満開です‼

青空の下で、校庭の桜の花が満開です。校内では、新年度のスタートに向けての準備が進んでいます。児童のみなさんが気持ちよく安全に生活できるように、新しい傘立てや机・椅子の搬入、防災設備の点検が行われました。
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令和3年3月29日

学校の桜もきれいに咲いています。

現在の気温は17度。それほど高いわけでもありませんが,外は温かく,とても活動しやすい気候です。上大野小学校にはたくさんの桜があり,南側から咲いてきました。3年生が巣箱を設置したさくらもきれいに咲いていました。
学校の改修工事も休み中に進んでいます。体育館脇のポンプ室の工事も終わり,今日からプール脇の旧図書室の解体が行われます。また,ブランコの安全柵の工事も行われています。上大野小学校がとてもきれいになっていきます。
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令和3年3月26日

春を見つけた‼

春休み1日目の学校では、草花が春のおとずれを知らせてくれています。校庭では、開放学級の児童が仲良く元気に遊んでいました。早ね、早おき、朝ごはん、勉強、運動を意識し、規則正しい毎日を過ごしてください。
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令和3年3月25日

1年間お世話になりました

コロナ禍の中、体育館に集まって修了式が行われました。ソーシャルディスタンスをとって全校児童が集まって実施できるのは、小規模校だからこそのありがたいことです。1年生と6年生の代表児童が1年間を振り返り、できるようになったことを堂々と発表しました。学校長からは、スライドを使って上大野小学校のよいところについて話がありました。また、生徒指導主事からは、「計画を立てて生活」「事故に合わない」「健康な心と体」について話がありました。今年は臨時休校や行事変更など、思うように活動ができない年となりましたが、皆様のご協力により無事一年を終えることができました。本校の教育活動へのご理解・ご協力、誠にありがとうございました。
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令和3年3月24日

1年間のがんばりを次のステップに‼

毎朝、校長先生が各学級をまわって表彰を行っています。1年生、3年生、4年生は、1年間継続して観察してきた体験をまとめた新聞が認められ、こどもエコクラブから優秀賞をいただきました。4年生は、初めての彫刻刀で作った版画をカレンダーにし、1年間毎日見ることのできるカレンダーに仕上げました。
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スクールサポーターさんやAETの先生とも楽しく学習し、今年1年をしめくくりました。
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令和3年3月23日

マイスタディノート(2年生,3年生)

本日マイスタノートが2年生1名,3年生3名から届いたので紹介します。まずは2年生の漢字を練習したノートです。名前の5文字は全て難しい文字で,1文字ずつ丁寧に練習できました。これはA「わくわくコース」のマイスタです。
A
2-13
3年生一人目のノートは,色や動物,楽器などを英語で書いたノートです。AETのテイラー先生が丸つけをしてくれました。かなり書き慣れている文字であるとテイラー先生は感心していました。テイラー先生のコメントには「私はあなたを誇りに思うよ。」と書かれていました。素晴らしい努力です。これはB「わくわくコース」のマイスタです。
A
3-4-1
3-4-2
二人目は,誕生石を調べたノートです。私の誕生石は7月生まれなので「ルビー」です。世界一硬い石とは何でしょうか。調べてみましょう。これもA「わくわくコース」のマイスタです。
A
3-9
三人目のノートは,社会で「昔のくらし」を学んだあと,昔の道具が展示されている水戸市博物館に出かけ,見てきたものをノート3ページにまとめたマイスタノートでした。これは学校での学習の後にまとめたノートなので,B「がっちりコース」のマイスタです。
B
3-12-1
3-12-2
3-12-3
みなさん,A「わくわくコース」B「がっちりコース」C「宿題コース」と,バランスよく学習をしていきましょう。
令和3年3月23日

6年生の思いは5年生へ

先週6年生が卒業しました。6年生は卒業する前日まで,毎朝校庭の除草作業を頑張っていました。その6年生が卒業した今,校庭には6年生の思いを引継いだ下級生の姿がたくさん見られます。2年生,4年生,そして5年生。
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今朝,昇降口をそうじしていると,5年生の女子が「ここを掃除してもいいですか?」と言ってきました。早速お任せして,別の所へ行きました。戻ってみると掃き掃除を終えたその5年生は今度は靴箱一つ一つの拭き掃除。誰に言われたわけではないのに,自分から進んで働いているその姿にまた感動。ふと外を見ると昇降口付近を掃き掃除している別の5年生が出現!そして正門付近にも掃き掃除をしている5年生が!!手分けをして学校をきれいにしている5年生がいるではありませんか。その姿から,6年生の思いを引継いでこれからの上大野を引っ張ていく頼もしさが感じられました。
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令和3年3月23日

3年生が2年生に伝えたこと「鳥の観察会」

先週,3年教室をのぞくと,2年生が3年生の教室にいて,真剣に3年生の発表を聞いていました。2年生は来年の総合的な学習の時間に学ぶ「鳥」についての調べ学習を3年生から聞いているところでした。3年生の発表は,実際の体の長さを紙テープや卵の重さを国語辞典3冊分など,物に例えながら伝えたり,鳥の生態によって形の違うくちばしを絵に表し,指棒を使ってわかりやすく説明していました。2年生は,学校の外に出かけて行う「鳥の観察会」をとても楽しみにしているようでした。
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今日は,聞き手の2年生からマイスタノートが届きました。スズメに関する調べ学習です。上大野小学校の子どもたちは,友達と不思議なことについて調べたり,他学年に伝えたりしながら学びを進めています。
2-8
令和3年3月22日

パズル達成者5人目が出ました!!

8枚のパズル達成者五人目が出ました。達成した児童に共通するのは,何度も試行錯誤を繰り返しているということ。形がはまった時のスカッとした気分は何とも言えないのでしょう。
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令和3年3月22日

いよいよ ぼくたちの番

6年生が卒業した後の今日の図書室。新たに図書委員になった4年生が、昼休みに貸し出し当番として活動しました。2年生が本を借りに来てくれて、うれしそうに対応していました。これからの上大野小学校は、ぼくたちに任せてください‼
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令和3年3月19日

春の便りが・・・

今日の午前中は肌寒く,桜のつぼみも縮こまっていましたが,なんと2年生が校庭の桜の開花を教えてくれました。校庭の桜は遠くから見てもピンク色に染まり,満開になったら,さぞかしきれいだろうと思いました。正門側にある枝垂桜はすでに開花しており,2階の家庭科室から写真を撮ると,青空をバックに素敵な写真が撮れました。
sakura枝垂桜開花

 
令和3年3月19日

保護者相談会の実施

3月3日水曜日から3月16日火曜日に,校長による保護者お悩み相談会を実施しました。希望された方は1名で,対面での相談となりました。希望してくださりありがとうございました。
お子様の悩みに寄り添うのは学校の役割です。1回の相談で終わらせることなく関わっていきたいと思います。学校はいつでも皆様の声に対応してまいりますので,何かありましたらご遠慮なくお申し出ください。
 
令和3年3月19日

卒業式

令和2年度第74回卒業式を行ないました。
卒業生8名の晴れの卒業式には,在校生全員で参加し,6年生のすばらしい姿を直接見ることができました。卒業生は,校長先生から卒業証書を受け取った後,一人一人が将来の夢や中学校で頑張りたいことの抱負発表を堂々と行うことができました。
また,4,5年生の昨日からの準備や式への素晴らしい態度での参加を見ていると6年生の後を受け継ぐんだという気持ちがとても表れていました。

卒業生のみなさん,中学校でも上大野小学校での活躍した力を十分発揮してください。
ご卒業おめでとうございます。

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令和3年3月18日

6年生の思いは卒業式の朝にも・・・

本日卒業される8名の6年生は,昨年の緊急事態宣言後,6月に学校が再開してから3月まで,グラウンドの草取りを毎日続けてきました。暑い日も凍えるような寒い日も当たり前にグラウンドに出てその姿を見せてくれました。今日は第74回卒業式。その6年生が巣立つ日です。
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6年生がいなくても,当たり前にグラウンドに出て草取りをしている子どもたちの姿から,6年生が立派に役目を果たしてくれたことを感じました。「これからは私たちにお任せください。」と話していたのは,最近毎日草取りをしている2年生。最高学年として見せてきてくれたことがしっかりと下級生に伝わっていることに喜びを感じた朝となりました。
令和3年3月18日

感謝の気持ちを込めて卒業式の準備をしました。

今日は3月17日。いよいよ明日は卒業式です。明日で大好きな6年生ともお別れです。
6年生への感謝の気持ちをこめて,みんなで準備を頑張りました。
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令和3年3月17日

6年生からの贈り物

いよいよ明日は卒業式。慣れ親しんだ上大野小とお別れする6年生。1時間目に行った最後の卒業式の練習にも真剣な態度で臨み,自分たちが中心となって企画した新校舎完成セレモニーでのメッセージを後輩たちに向けて昇降口に飾り,上大野を巣立つ準備ができました。
そんな中で,手作りマスクケースを私たち職員一人一人にプレゼントしてくれました。素敵なメッセージとともに・・・。卒業に向けて忙しかった6年生。そんな中で,私たち職員へ気を配り,心のこもった温かい贈り物をしてくれました。6年生の皆さん,ありがとう。
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令和3年3月17日

元気に仲よく昼休み‼

上大野小学校の昼休みは、いつも元気でみんな仲よし。縄跳びに挑戦する人、男女いっしょになって鬼ごっこやドッジボールをする人など、学年関係なく楽しく過ごしています。
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教室では何かを製作中の6年生の姿が…。いったい何が完成するのか楽しみです。
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令和3年3月16日

ミオまるが変身!!

本校のマスコットキャラクター「ミオまる」が春バージョンに変身しました。みなさん,どこが変わったかわかりますか?ミオまるはいつも校長室で,お客様を笑顔でお迎えしてくれています。本校の顔です。
ミオまる春バージョン


 
令和3年3月16日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(9)最終回

本日で本の紹介は終わりになります。私見を伴う本の紹介文。読みにくかったかもしれません。続きが読みたくなった方もいるかもしれません。子どもたちに今何が必要か,共に考え,学校と家庭が連携し合って歩んでいきたいものです。ありがとうございました。
本の表紙
 
(9)「傷つけない」子育てより,「傷つきにくい心に鍛える」子育て
小さな失敗を繰り返し,なかなか思うとおりにならない状況を何とか持ちこたえる経験を積み重ねていくことで,傷つきにくい人間がつくられていくのである。
 
トラウマになるから子どもを傷つけてはいけないなどと言うのは,いきなり30キロのバーベルを上げさせられて筋肉を傷めた人がいるからといって,筋力を鍛えるのは危険だからやってはいけないと言うようなものである。その理屈がおかしいのはだれでもわかるはずだ。筋力を鍛えるには,無理のない範囲で重荷を背負わせる。つまり少しずつ負荷を高めていくのがコツとなる。
 
心の負荷も同じだ。小さな失敗や苦しい状況を繰り返し経験することで,失敗や苦境に対する免疫力が高まり,多少のことでは傷つかない,たとえ傷ついてもへこたれずに頑張ることができるタフな心がつくられていく。
 
中略 今流行りの「傷つけない」子育てでは傷つきやすい人間が生み出されていく。子どもを傷つけないように気を遣うばかりで厳しいことを言わない子育てや教育では,子どものレジリエンス(耐性)が鍛えられない。実際,傷つきやすい若者が増えていることは,学校や職場で多くの人が感じているはずだ。
 
ダメなことはダメときっぱり伝え,わがままや規則違反が通用しないことを毅然として示す厳しさの中で,子どもの心は鍛えられていく。今強く求められるのは,「傷つけない」子育てでなく,「傷つきにくい心に鍛える」子育てであり,教育であろう。
 
気になるこの後の中見出し
・欲求のままでは人生につまずく
・過度な自由の尊重は不自由な心を生み出す
・「かわいそう」の勘違い
・親の気迫が子どもに社会性を注入する
・叱られることで「折れない心」がつくられていく
・叱るテクニックより。その背後にある思い
・最後は信じて見守ること
 
最後まで読み進めたい一冊の本に出合いました。皆さんもできるところから子どもたちにかかわっていきましょう。
 
本校の6年生が考えた「伸びる子どもは〇〇がすごい」の〇〇
15分授業を8回,6年生と続けてきました。そして本日,最終回を迎えました。子どもたちの考えたタイトルに合う〇〇を紹介します。
・伸びる子どもは「頑張る心」がすごい!
・伸びる子どもは「あきらめない心」がすごい!(2名)
・伸びる子どもは「折れない心」がすごい!(2名)
・伸びる子どもは「メンタル」がすごい!
・伸びる子どもは「前向きな心」がすごい!
ワークシート
毎日の15分授業。子どもたちの目は日々真剣で,私から目をそらさなくなり,自分の心と対話していました。それが授業後のワークシートに溢れていました。明後日はいよいよ卒業式です。これから伸びていこうとする子どもたちに心からのエールを送ります。
 
 
令和3年3月16日

マイスタディノート(3年生)

昨日は3年生と4年生がノートを届けてくれました。3年生のノートは「狂犬病」について調べてきたノートです。動物が大好きなこの児童は,なぜ動物が予防注射をするのか疑問になり,調べ始めたそうです。将来は動物に関する仕事につきたいと話していました。
A
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4年生のノートを紹介します。この児童は標語の部での表彰状を先日いただいた児童です。タイトルに標語と書かれていますが,全てが異なる音から始まる詩になっていて,五感で感じとった表現の詰まった素敵な詩になっています。絵も描いてあって,楽しみながら書いているのが伝わってきました。
A
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昨日のノート2冊はAのわくわくコースのマイスタです。自分の興味・関心に合わせた学習となります。Bの「がっちりコースもがんばって!」の声に少し肩を落とすのは,やはり,自分の興味・関心から始まる学習が楽しいからだと思います。子どもたちには,バランスよく取り組めるように働きかけます。
 
令和3年3月16日

パズル8枚達成者4人目誕生!!

パズル8枚達成者が2年生からも出ました。この児童は,休み時間のたびに渡り廊下のパズルコーナーにやってきては繰り返し繰り返し,様々なパズルに取り組んでいました。校長室ではあっという間に8枚を完成させ,満面の笑みを浮かべていました。得意げの表情はまさに「できた!!」と思った瞬間の笑顔です。子どもたちの「できたよ!!」を発信し続ける学校でありたいです。
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令和3年3月16日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(8)

本の紹介も今回を入れてあと2回となりました。お付き合いいただきありがとうございます。当初,中見出しには入っていなかった項目「友達と思い切り遊ばせることの大切さ」でしたが,お知らせしたくなったので掲載します。

(8)友達と思い切り遊ばせることの大切さ
子どもたちは長い学校生活を通して,知識を吸収させ,知的能力を鍛錬していく。そうした学習をする際にも,そのように学習した成果を大人になってから活かす際にも*非認知能力をどれだけ身に付いているかが問われる。
*非認知能力とは忍耐強さ,自分を信じる力,衝動をコントロールする力,感情を抑制する力に帆の気持ちに共感する力など数字では表せない力をいう。
 
そのように人生を大きく左右する非認知能力だが,その基礎は幼いころに形成される。そこで,幼児期,児童期には友達とのかかわりを十分に経験させ,思い切り遊ばせることが大切となると著者は述べています。
 
親は子どもに合わせてくれるが,友達はそうはいかない。友達との遊びにおいては,それぞれが勝手な自己主張をするため,思い通りにならないことがしょっちゅう起こる。わがままな友達に腹が立つこともあり,ケンカになることもある。友達を泣かせたり,仕方なく我慢したりすることもあるだろう。
 
そうしたやり取りを通して,相手には相手の視点があることを学び,我慢することを学ぶ。それによって,相手に共感する力や自己の感情をコントロールする力が身に付いていく。
これは非認知能力の重要な要素だが,それは幼いころの友達とのかかわりの中で作られていく面が大きい。
 
友達ができないという悩みを抱える若者が非常に多くなっており,著者はそのような大学生たちのカウンセリングをしてきたという。友達とうまくかかわれないことのダメージは非常に深刻と続いている。友達ができない=社会に出てうまくやっていける気がしないという問題にもつながっている。
 
現に大学生が抱える問題が,幼いころの友達とのかかわり方に原因があるとの見方をしている著者の考えを興味深く読みました。私の幼少期,児童期は,自宅が学校の前にあったこともあり,毎日放課後は学校のグラウンドで日が暮れるまで遊びました。缶けりをしていて,隠れている間に友達が帰ってしまったことや,高い木に登って下りられなくなり,友達が大人を呼んでくれたこと,毎日,中休みにドッジボールするたびに,ぶつかる友達に腹を立てていたことなどを思い出しました。
 
著者は,このように人間関係でつまずく原因の一端は,幼いころに友達とのかかわりを十分に経験していないところにあると述べている。人との距離の取り方と言うのは,幼いころからの友達とのかかわりの中で徐々に体得すべきことであり,大きくなってからこうすればいいと教えられ,頭で理解して何とかなるというものではない。中略 企業では,コミュニケーション力の乏しい若手に手を焼いており,新卒採用にあたっては,コミュニケーション力を最も重視するという企業が圧倒的に多くなっている。それも子ども時代に友達と遊ぶ経験が乏しく,人とのかかわりに慣れないまま大きくなった若者が多いからと言えると著者は言い切っている。
 
中略 共感性や感情コントロール力,コミュニケーション力ばかりでなく,自発性も遊びを通して身に付いていく。近頃はやたらと習い事漬けにさせ,遊ぶ時間を奪ってしまいがちだが,言われた通りに動くような習い事の場では,自発性は身に付かない。水泳とか体操,サッカーといったスポーツ関係の習い事ならばよいのではないかと思われがちだが,指導者の指示に従って動くという意味では学習塾通いなどと変わらない。中略 時を忘れて,遊びに没頭することで,充実感を味わいながら自発的に動く力,物事に夢中になって取り組む力を身に着けていくのである。大いに頷ける話に自分の幼少期,児童期が重なりました。おそらく大部分の保護者の皆様もご自身の幼少期,児童期を思い出されたのでは・・・と思いました。
 
今と昔,時代は異なっていますが,新しい時代だからこそ,無理してでも経験させなければならないことがあるようです。遊びに集中する力は将来,勉強に集中する力につながっていく。その時期に物事に集中する癖を身に付けておけば,将来勉強に集中する必要が生じ,本人もその必要性を実感したならきっと集中力を発揮することができるはずである。とこの章は終わっています。大いに参考にしたい章でした。
 
 
 
令和3年3月15日

調べて話そう、生活調査隊

4年生が国語の学習で1~6年生にアンケートをとり、調べて分かったことを発表し合いました。読書・食べ物・休み時間・ゲーム・生き物など、上大野小学校の児童の興味・関心について調べ、グラフにまとめて自分の考えを伝え合いました。質問タイムやメッセージ交換を通して、お互いの考えを深めることができました。「発表前はドキドキしていたけれど、準備した資料を使ってスムーズに発表できてよかった」と自信をもつことができた児童もおり、貴重な経験になったようです。
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令和3年3月12日

まんまるず様からお祝いの言葉をいただきました

6年生の卒業がまじかに迫り,毎年読み聞かせでお世話になっている「まんまるず」の皆様から,メッセージやお祝いのお花をいただきました。残念ながら,読み聞かせは感染症予防で実施できませんでしたが、卒業に向けてのお祝いをしていただき,大変感謝しております。校長が行っている6年生への15分授業の中でも「心のスイッチ」を紹介。学んだことと重なる詩の前で,しばし足を止める6年生の姿がありました。心が大きく動き始めました。いよいよ18日(木曜日)は6年生8名の卒業式です。

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令和3年3月12日

マイスタディノート(3年生)

今日は3年生3名がノートを持ってやってきました。一人目は3.11東日本大震災から10年がたった昨日,その地震について調べ学習をしてきたノートです。テレビでわかる情報ではなく,お母さんに聞いたり,大洗にも津波がきたことなど,自分の力でまとめていたところに驚きました。14時46分,亡くなった方々のご冥福をお祈りするために,全員で1分間の黙とうをささげました。
A
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3-3(2)-1
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スライムはつくって遊ぶものと思っていましたが,凍らせたとは・・・。凍ったスライムの解け方に興味を持ったようで,1時間後,2時間後,5時間後に観察できていました。元通りになるまでに結構かかることが分かりましたね。
B
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ドリル練習の後に,同じ部首をもつ漢字集めをしたのですね。もっといろいろな部首があるので,調べてみるといいですね。
C
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子どもたちが行っている家庭学習の「マイスタ」。AとBはわくわくコースの学習。Cはがっちりコースの学習。そして宿題コースもあると思います。このバランスが大切です。3つのコースを自分で計画しながら,自分の力に合わせてできるようになることを指導していきます。
令和3年3月12日

マイスタディノート(5年生)

昨日は,5年生が3名マイスタノートを届けてくれました。一人目は星座についての調べ学習です。この児童は,星座を調べて88種類あることを知り,とても驚いていました。自分が知っているのは10分の一。しかも16世紀までは48種類しかなかったと言われています。16世紀以降,40種類も発見されているということに驚きました。
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二人目の児童は,6年生になる前に算数の予習をしたそうです。xやyが出てくると途端に難しく感じますね。先を見越した取組が素晴らしいです。
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三人目のノートは,学校でやったプリントの間違い直しをしたノートです。「間違ったらすぐに直す」を徹底すると,まちがえていた時間が短くなり,正しい知識として認識できますね。とても良い心がけです。続けてください。
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令和3年3月12日

2色パズルやパズル8枚全クリアに挑戦!!

2年生と3年生が2色パズルをもってやってきました。二人は同じパーツがあることにに気付き,2色でパズルを完成できたということです。子どもたちは考えながら遊んでいます。とても良い頭の運動です。
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そして,パズル8枚全クリアしたのは1年生でした。昨日に続き,1年生がパズルを頑張っています。職員室前の掲示コーナーに全クリアした友達が紹介されています。さて,次はだれがクリアするでしょうか。楽しみです。
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令和3年3月12日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(7)

6年生の教室では毎日15分授業を行っています。大人向けの本を視点を変えて読み,共に考えています。日ごとに子どもたちは真剣な表情になり,自分と向き合っています。「おもしろいです。」「勉強になります。」「考えさせられます。」と毎日ワークシートを届ける子どもたちから届く言葉。卒業式まで続けます。

(7)共感性を高める接し方
大人でも職場の人間関係がストレスとなって仕事が手につかなかったり、人間関係が原因で、転職まで考えたりすることもある。ましてや子どもが幼稚園の活動や学校での勉強に集中するには、友だち関係が良好であることが大前提となる。
著者は、そのため重要なのは共感性を身につけることだと言っている。人の気持ちに対する共感性の高い子は、友達に好かれたり、友達から頼られたりして、良好な人間関係を築きやすい。だが共感性の低い子は、友達との間にすれ違いが生じやすく、良好な人間関係を築きにくい。その結果、幼稚園や学校に落ち着ける居場所をつくることができず,目の前の課題に集中しにくくなりがちだ。
共感というのは、相手の気持ちがわかることであり、それができるためには、相手の視点を自分の中に取り入れる必要がある。他人の視点を自分の中にもつというのは不可解だ。そこで必要になるのは、人の気持ちや立場に関心をもつこと,そして想像力を働かすことである。
 
ではどのように身につけていけば良いのか。
親の言葉遣いが子どもの共感性を大きく左右すると言った側面が書かれている。親は子どもにとって重要な言語環境である。親が相手を思いやる言葉がけを日頃からしていると,子どもも友達を思いやる言葉がけができるようになる。相手を思いやる言葉を使うことで相手の立場や気持ちを想像する心の構えが身に付いていく。
 
親としてどのような言葉かけをしていけば良いのか。
何気ない会話の中で、相手の気持ちを想像させるように導く言葉かけを意識するのも良いだろう。
「○○ちゃん、とても嬉しかっただろうね。」
「○○ちゃん、どんな気持ちだろうね。」
「○○ちゃん、きっとガッカリしているんじゃないかな。」
「○○ちゃん、悲しかったんじゃないかな。もしあなたがそんなこと言われたらどんな気持ちになる?」
と、ちょっとした機会を捉えて、友達の立場や気持ちに想像力を働かすように導くのであると続いている。
対象が小さいならば,人以外のものに気持ちがあるように声に出してみる。擬人法(人間以外のものを人間に見立てて表現する修辞法)を使ってということでしょうか。
「アリさんが一生懸命食べ物を運んでいるね。」
「ワンちゃんが気持ちよさそうに昼寝をしているね。」
「小鳥さん、楽しそうにしているね。」
自身の視点を身の回りの人やものに移し、その気持ちを想像させるような声かけはすぐにできることです。さあ、今日から実践してみましょう。
 
令和3年3月12日

ひとあし早い卒業式

今日、水戸三中を卒業した上大野小の卒業生がそろって報告に来てくれました。この学年は自然が大好きで、飼育・栽培や自由研究を熱心に行い、4年生と6年生の時にこどもエコクラブ全国フェスティバルに出場したメンバーです。心も体も大きく成長した姿を見てうれしく思いました。これからどんな大人に成長していくのか楽しみです。
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_DSC9975グリーンカーテン
令和3年3月11日

学んだことを伝え合う

4年生が水戸まごころタイムに調べたことをまとめ、3年生に発表しました。川の観察会で見つけた不思議を個別に調査し、課題を解決してきた成果を堂々と発表しました。写真を見せたり、クイズを出したり、図鑑や模型を作ったりして分かりやすく伝えることができました。
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3年生からも積極的に質問があり、充実した発表会になりました。発表が終わると、3年生から4年生へ分かったことや感想が書かれたメッセージが送られ4年生もうれしそうにしていました。
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次は自分たちの番ということで,3年生は興味をもって川の観察会で見つけた不思議について知ることができました。
令和3年3月11日

先生たちも勉強をしています!

千差万別の子どもたち。多様な子どもたちの個性を活かすには?どうすれば一人一人に的確に寄り添えるのか?私たち教員も日々考え話し合っています。今日は茨城大学准教授の丸山広人先生を講師にお招きし,研修を行いました。子どもたちへのアプローチや居場所作り等,児童との具体的な接し方をお聴きしました。そして,親と先生だけでなく子どもも入れて相談していく大切さを教えていただきました。今日のお話を参考に,明日からの子どもたちへの接し方を考えていきたいと思います。
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令和3年3月11日

特技披露「パズル全問クリア」

1年生がパズル8枚持って校長室にやってきました。「全部できるので見てください。」と言ってパズルが始まりました。「ぴったり合うと気持ちいいんだ。」「赤が一番難しかった。」と言ってあっという間に8枚のパズルを完成させてしまいました。パズルには,形をいろいろな方向から見て当てはめていく気持ちよさが実感できます。パズルは思考を伴う知育玩具です。なかなか8枚達成者が出ない中,達成者二人目の誕生です。根気強く頑張りました。素晴らしい!!
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令和3年3月11日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(6)

現在,6年生に子どもの視点でこの本を読ませてみたらどうなるか。自分たちを含む若い世代の傾向を知り,対策を共に考えるために,毎朝,15分程度の授業を始めました。すぐに何かあると「やめる」「くじける」「悔やむ」など,考えがちな8名の子どもたち。うまくいかないときにどう心を作っていけばよいのか,自分の心と向き合う時間を大切にしながら卒業式まで続けます。

(6)共感性を高める接し方
大人でも職場の人間関係がストレスとなって仕事が手につかなかったり、人間関係が原因で、転職まで考えたりすることもある。ましてや子どもが幼稚園の活動や学校での勉強に集中するには、友だち関係が良好であることが大前提となる。
著者は、そのため重要なのは共感性を身につけることだと言っている。人の気持ちに対する共感性の高い子は、友達に好かれたり、友達から頼られたりして、良好な人間関係を築きやすい。だが共感性の低い子は、友達との間にすれ違いが生じやすく、良好な人間関係を築きにくい。その結果、幼稚園や学校に落ち着ける居場所をつくることができず,目の前の課題に集中しにくくなりがちだ。
共感というのは、相手の気持ちがわかることであり、それができるためには、相手の視点を自分の中に取り入れる必要がある。他人の視点を自分の中にもつというのは不可解だ。そこで必要になるのは、人の気持ちや立場に関心をもつこと,そして想像力を働かすことである。
 
ではどのように身につけていけば良いのか。
親の言葉遣いが子どもの共感性を大きく左右すると言った側面が書かれている。親は子どもにとって重要な言語環境である。親が相手を思いやる言葉がけを日頃からしていると,子どもも友達を思いやる言葉がけができるようになる。相手を思いやる言葉を使うことで相手の立場や気持ちを想像する心の構えが身に付いていく。
 
親としてどのような言葉かけをしていけば良いのか。
何気ない会話の中で、相手の気持ちを想像させるように導く言葉かけを意識するのも良いだろう。
「○○ちゃん、とても嬉しかっただろうね。」
「○○ちゃん、どんな気持ちだろうね。」
「○○ちゃん、きっとガッカリしているんじゃないかな。」
「○○ちゃん、悲しかったんじゃないかな。もしあなたがそんなこと言われたらどんな気持ちになる?」
と、ちょっとした機会を捉えて、友達の立場や気持ちに想像力を働かすように導くのであると続いている。
人以外のものに気持ちがあるように声に出してみる。擬人法(人間以外のものを人間に見立てて表現する修辞法)を使ってということでしょうか。
「アリさんが一生懸命食べ物を運んでいるね。」
「ワンちゃんが気持ちよさそうに昼寝をしているね。」
「小鳥さん、楽しそうにしているね。」
自身の視点を身の回りの人やものに移し、その気持ちを想像させるような声かけはすぐにできることです。さあ、今日から実践してみましょう。
 
令和3年3月11日

保育園児による学校見学

とても晴れて気持ちの良い今日,近くの保育園からフリージア組のお友達20名が遊びに来てくれました。もうすぐ1年生になるお友達は,しっかりとお話を聞き,遊びや学びに参加していました。休み時間には本校の子どもたちと入り混じって遊ぶ姿が見られました。
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中休み31年生とお勉強1
1年生とお勉強21年生とお勉強4
1年生の子どもたちは,生活科の時間に新1年生を楽しませるための活動を準備し,練習してきました。20名のお友達を前に協力しながら会を進めていました。クイズを出したり,会の進行をしたりしてみんなで20名のお友達のためにつくった時間。1年生がとても大きく見えました。よく頑張りました。
令和3年3月10日

マイスタディノート(3年生)

今日は「しつれいします。マイスタノートを持ってきました。」と元気よく校長室にやってきました。タイトルにガリレオが発見した「等時性」と書かれているのです。等時性とは振り子などの周期運動で,振り子の幅が大きくても小さくても,振り子の往復する時間は,同じであるということです。例えばブランコを大きく漕いでも小さく漕いでも,ブランコの往復する時間は変わらないということです。この児童はメトロノームを使った実験をしていました。変えたのは振り子の長さです。結果やふりかえりも書かれていて,素晴らしいです。
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メトロノームは上下さかさまの振り子です。メトロノームの重りを上へ移動すると,振り子の長さが長くなり,1往復する時間も短くなります。反対に,上の重りを下にずらすと,振り子の長さが短くなり,1往復する時間も短くなります。次の問題は振り子はどんなものに使われているかです。今度は振れ幅の大きさを変えてみたらどうでしょう。まずは,学校のブランコに乗って,振れ幅を大きくしたり小さくしたり同じ回数を漕いでみて,時間を計ってみるとよいと思います。まずは自分でやってみて実験結果をまとめてみてください。きっと気付くことがあるはずです。調べるのはそれからでも遅くはありません。頑張ってください。
令和3年3月10日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(5)

毎日,読んでくださりありがとうございます。本日もいっしょに学んでいきましょう。
(5)ほめ方にもコツがある
むやみにほめることの弊害の存在を証明した心理学者ムエラーとドゥウエックによる実験。褒めることは子どもの気持ちを萎縮させることがあるといった逆効果について,考えるヒントを与えてくれるものとして興味深いと著者は述べている。
実験の内容
  1. 10歳から12歳の子どもたちに簡単な知能テストを実施テスト終了後,全ての子どもたちに優秀な成績だったと伝える。
  2. その際,子どもたちを下のつの条件に振り分ける。
    第1の条件:こんなに成績が良いのはまさに「頭がいい証拠」だと言われる。
    第2の条件:何も言わない。
    第3の条件:こんなに成績が良いのは「一生懸命頑張ったからだ」と言われる。
    これからやってもらう2種類の課題の特徴を説明後,どちらがやってみたいか尋ねた。
    一方はあまり難しくなくて簡単に解けそうなもの,つまり良い成績をとって自分の頭の良さを示すことができそうな課題であった。もう一方は,難しくて簡単に解けそうにないもの,つまり良い成績をとって自分の頭の良さを示すことはできないかもしれないものの,チャレンジしがいのある面白そうな課題であった。
    その結果,条件によってどちらのテストを選ぶかが,違うことが分かった。
     
    第一条件の「頭の良さ」をほめられた選ぶ子どもは,67%と大半が簡単な課題の方を選んだのに対して,第二条件の何も言われなかった子どもは,簡単な課題を選ぶ子と難しい課題を選ぶ子がほぼ半々だった。そして,第三条件の「頑張り」をほめられた子どもは簡単な課題を選んだのはわずか8%で,92%とほとんどが難しい課題を選んだのだった。これにより,ほめることがモチベーションに与える影響は,ほめ方によって大きく異なってくることが明確に示された。
    「頭の良さ」つまり「能力」をほめられると,能力の高さに対する期待を裏切りたくないという思いが強まるので,失敗することを恐れるあまり,確実に成功しそうな課題を選びやすい。それに対して,「頑張り」つまり「努力」をほめられると,努力をする姿勢に対する期待を裏切りたくないという思いが強まり,難しい課題を選ぶやすいという。
     
    2月26日(金曜日)授業参観時の校長講話。「子どもたちに自信をつけるためには」の最後には,「声かけ・見守り・ほめ言葉」,間違いの発見とやり直しルールの徹底,時間があったらほめコメントを!とお願いしました。この本によると,そのほめ言葉は何でもよいからほめるのではないということがお分かりいただけたことと思います。ほめて育てるということがやたら推奨されているが,ほめることの弊害もあると著者は言っています。ほめ方にもコツがあるということです。校長講話で述べた「ほめ言葉」も同じです。こんな形でできるところからやってみませんか。
  3. (1)本人が努力していることを家族に話す。
    (2)少しできるようになったところで本人の努力を認める。
    (3)頑張っている話を家庭内で本人に聞こえるように話題にする。
    (4)できるようになったところやよい結果につながった時に,努力したことが,できたことにつながっていることをわかるように本人に伝える。
    (5)家族にも伝えて年齢に合わせて認め,ほめ励ます。
    ※家族を巻き込みながら行えば,たくさんのほめ言葉が家庭内に飛び交います。
 
 
令和3年3月10日

マイスタディノート(1年生,3年生)

今日は,1年生と3年生がマイスタノートを届けに来てくれました。この児童は1年生。豆苗をお味噌汁に使った後,育てるというマイスタです。前に3年生がチャレンジしていた「豆苗は日光に向かって生えていく」という学習。さて,1年生はどこまで育て,気付くことができるでしょうか。楽しみです。
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この児童も1年生。担任のコメントにあるように「通」をどこで見つけたのでしょうか。書きたいと思った理由は?いろいろ聞きたくなりました。
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。1年生のマイスタです。式の下にあるブロックは考える力を引き出してくれそうですね。マイスタにも活用したいくらいです。計算はブロックがあると一気に思考が進みます。
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家庭かは5年生からですが,3年生のこの児童はイメージ図を作り,猫のぬいぐるみを作るために,ミシンを動かしていました。きっとミシンはぐんぐん縫い進むので,おもしろかったことでしょう。素晴らしい出来栄えです。頑張ったからまっすぐ縫えた!ということですね。とてもかわいいお洋服ですね。
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最後は,動物の気持ちのわかる3年生のマイスタノートです。猫の尻尾を振る理由から,今度は犬が尻尾を振る理由へと変わりました。まるで動物とお話ができるみたいですね。動物たちがきっと寄ってくるに違いありません。
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令和3年3月9日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(4)つづき

昨日の続きです。
では,物事に対するタフな受け止め方はどうしたら身に付くのだろうか。
その解決法は2点あると著者は述べています。
1点目は,小さな失敗やなかなか思い通りにならない苦しい状況を繰り返し経験すること。
2点目は,原因帰属再教育法をヒントに,思うような結果が出ないときに「自分はダメだ」などと自分を責めたりせずに,前向きな気持ちになれるように適切な声かけをすることが大切であると述べられている。
声掛けの例示として「誰だって失敗するときはあるよ」「挫折を経験することで人は強くなっていくんだよ」「結果が全てじゃない。頑張ることで力がつくことが大事なんだ」「頑張ったときの爽快感はかけがえのないものだよ」実際には,多くの大人が今まで生きてきた中で周囲の方々からかけられてきた言葉であろうと思いました。
 
落ち込むたびに自分を発憤させたものは何だったのか。今自分の教員人生を振り返ると,子どもたちの笑顔や,子どものためにと頑張ってきたことが子どもたちや保護者,同僚に認められ,楽しかった,ためになった,もう一度やりたいとかけられた一つ一つの言葉なのです。
 
ことば
ことばひとつで 舞い上がり
ことばひとつで 地に落ちる
ことばひとつで 笑顔が広がり
ことばひとつで 涙をこぼす
ことばひとつが 生きる糧
ことばひとつが 鋭い毒矢
ことばひとつが 戦火の火種
ことばひとつが 平和の鐘の音
こ・と・ば
このふしぎなるもの
岡部千草
 
昨年度PTA研修会で講話をしてくださった岡部千草先生の「ことば」という詩を思い出しました。まさに言葉をもつ我々は言葉によって生かされているのです。だから失敗を恐れずにチャレンジする心を育めるような言葉かけを重く受け止め,共に子どもたちにかかわっていきましょう。
 
令和3年3月9日

新しいボールに夢中♡

上大野小PTAのご厚意により,子どもたちに新しいボールを購入させていただきました。サッカーボールやドッチボール,ソフトバレーボールなどいろいろなボールが昇降口に置かれました。今日の全校朝会で紹介したとたん,低学年生の教室からは「やったー!」の大きな歓声が。
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早速休み時間には,子どもたちがそれぞれ思い思いのボールをもち,グラウンドへ。サッカーをする子,ドッチボールをする子,投げて遊ぶ子。グランドでは子どもたちの楽しそうな笑顔。戻ってきた子どもたちに聞いてみると,どの子も「楽しかったあ」。
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新しいボールが入ったことで,休み時間が今まで以上に待ち遠しくなりました。
令和3年3月9日

オンライン全校朝会

感染症予防のため,全校朝会は,屋外で実施していましたが,校舎が新しくなり,ネット環境も整い,Zoomを活用してのオンライン全校朝会を実施しました。児童の特技として,3年生女子の手影絵,1年生女子4名の粘土での作品作りの発表がありました。オンラインの良さを生かして,影絵もわかりやすく,作品もアップで紹介することができました。また,2,5年生男子の兄弟が,家から古銭を持ってきてくれたこととPTAからのボールの寄贈について紹介しました。最後に校長先生から「啓蟄」の言葉についての紹介があり,春がもうそこまできているので,ぜひ春をみつけてほしいとの話がありました。自分たちも映っている初めてのオンライン全校朝会に子どもたちもとても意欲的に参加していました。
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令和3年3月9日

巣箱を設置しました。(3年生)

先日,3年生が作った巣箱2個とえさ台1個を校内に設置しました。どこに置くと鳥が来てくれるかな。餌をあげるにはどの高さがいいのかな。と,クラスで話し合い,設置場所を決めました。春になり鳥が来てくれるのを楽しみにしています。
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令和3年3月9日

マイスタディノート(3年生)

今日は3年生が2名,マイスタノートを持ってやってきました。一人目のノートは,「ハヤブサ」という鳥を調べたノートです。トビを調べていたら目に留まったのが「ハヤブサ」だと言っていました。時速300kmの速さで獲物を狙う鳥です。かっこいい姿にもあこがれていることが会話からわかりました。
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二人目は,自宅で飼っている猫が尻尾を振る時の様子をまとめたノートです。お腹が空いているときや,甘えたいときの尻尾の振り方や鳴き声が変わるというのです。本当にいつも一緒にいないとわからないことばかりでした。この児童は動物の気持ちのわかる児童です。素敵なことです。
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令和3年3月8日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(4)

今週もあと4つの中見出しを紹介していきます。
(4)折れない心を育む接し方
現実の社会に出れば思い通りにならないことだらけで,頑張ってもうまくいかないこともある。ここで大切なのは,思い通りにならない状況への耐性を高めることである。学生時代ならいくらテスト勉強してもよい点を取れず,成績が上がらない,受験勉強を頑張ったのに志望校に合格できないことだってある。部活でも必死に練習しているのにライバルを追い抜くことができずいつまでたってもレギュラーになれないことだったあるかもしれない。就職後なら仕事で成果を出しても期待するような評価が得られないこと,上司との価値観の違いから不遇な目に遭うこともある,理不尽な対応や我慢しなければならないこと,社内のライバルやライバル社にかなわないこと,信じていた人に裏切られることも・・・・。と世の中は思い通りにならないことの連続。そのたびに深く傷つき,落ち込み,立ち直れずにいたら厳しい現実を生き抜くことなどできない。と著者は言い切っています。私は,自分が生きてきた過程を振り返り,確かに理不尽で自分ではどうしようもないこと,担任している子どものことでひどく落ち込んだこと,役に立てているかわからない状況に陥ったことなど,挙げればきりがないなあ。と振り返りました。今回は,自分はどうのように切り抜けてきたのか改めて考えるきっかけをいただいたような気がしています。
著者はそこで大切なのは「思い通りにならない状況への耐性を高めること」と述べています。

興味深い実験「動機づけと原因帰属(成功や失敗を何のせいにするかということ)」を組み合わせた古典的な心理学実験を紹介します。
8歳から13歳の子どもたちの中から極端に強い無力感をもつ子ども(失敗すると急にやる気をなくし成績が低下する子)を選び,6人に成功経験法を他の6人に原因帰属再教育法を施した。成功教育法とは常に成功するように易しい課題を設定する方法。原因帰属再教育法とは,5回に1回の割合で,失敗させ(当体不可能な基準の設定),その際に「もう少し頑張ればできたはずだ。」と励まし,原因の失敗は自分の能力不足ではなく,努力不足にあると思わせる方法である。中略,失敗後の反応としては,原因帰属再教育法による教育を受けると,失敗後に成績が急降下することがなくなり,「もっと頑張らねば」発憤するのか,失敗直後にむしろ成績が上昇する子どもが多くなった。
一方成功経験法による教育を受けた子どもたちは成功しているうちはよいものの,失敗すると成績が急降下するといった傾向を相変わらず示した。
この実験からわかることは2つ。
(1)失敗すると傷つくからと失敗をさせないでいると,失敗に弱い心理傾向が開園されることはないということ。
(2)失敗の受け止め方を前向きにすることで,失敗に傷ついたり落ち込んだりすることなく,むしろ発憤する心が作られること。
である。
では,物事に対するタフな受け止め方はどうしたら身に付くのだろうかと続いている。やはり「失敗の受け止め方を前向きに」というのがポイントですね。
続きは明日掲載します。
 
令和3年3月8日

6年生ありがとう♡

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あと数日で卒業式を迎える6年生。今までの感謝をこめて6年生を送る会が行われました。この6年生を送る会に先立って,各学年と6年生との交流が行われていました。ドッジボールや追いかけっこ,にらめっこなど各学年が決めた種目で中休みや昼休みに6年生と遊びました。そのときの映像を流しながら,楽しかった感想が各学年から発表されました。そのあとは,6年生へメッセージカードの贈呈。ただメッセージカードを贈るだけではなく,6年生の背中に付けられたメッセージカードの台紙に,下級生一人一人が言葉を添えながらカードを貼っていきました。6年生は下級生が貼りやすいように,小さくかがむなど,上級生としての気配りが見られました。小規模だからこそ全員が友達。だからこそメッセージにも心がこもっています。もらった6年生は嬉しそうにメッセージカードに見入っていました。
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最後に学年をわけての追いかけっこが行われました。6年生が逃げ回る下級生を捕まえます。みんな笑顔で体育館を縦横無尽に走りまわっていました。
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とても楽しい,そして温かい6年生を送る会でした。中心となって企画してくれた5年生,お疲れさまでした。
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令和3年3月5日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(3)

私の私見の入った読書後のアウトプットに毎日お付き合いくださりありがとうございます。何よりも,一度読んだ後にもう一度人に伝えるためにまとめるという作業時間をいただいたことで,私の記憶にとどまるようになりました。同じことが子どもたちにもあてはまると思っています。読書したらアウトプットする。大切なことに気付かされました。さて本日の中見出し(3)を紹介していきます。

(3)失敗を恐れずにチャレンジする心を育む接し方
誰だって失敗するのは嫌だし,できることなら失敗はしたくない。最近,失敗を恐れてチャレンジしない若者や子どもが目立つと言われています。
 
マニュアル依存や指示待ち傾向は,面倒見の良いサポート環境の弊害と言われています。
面倒見の良いサポート環境のどこがいけないのでしょうか。教育のサービス産業化の動きの中で生徒や学生に対して手取り足取りの教育が行われ,そうしたサポート体制が売り物になっている感がある。だが,そうしたサポート体制が失敗を恐れ,チャレンジしない心を生み出している面があると言ってよいだろうと言い切っています。
 
ここで大事なのは,「失敗することの意味や価値を認識するように導くこと」これからの時代は,AIをはじめとする技術革新により,ますます先の読めない時代を生きるためにはいちいち失敗にめげていたら先に進めない。と言い切る著者の言葉には大きく頷けます。
 
ならば失敗への抵抗力を高めること。具体的には失敗を恐れず試行錯誤すること。また,失敗にめげずに前を向き,失敗を糧にして前進すること。要するに失敗するのも悪くないと思わせることと話を結んでいます。
「教室はまちがうところだ」という絵本。2004年に初版が発行されました。本校の読み聞かせボランティア「まんまるず」の皆さんが昨年度,子どもたちの前で読んでくださいました。
 
教師は授業中「○○さんの考え(間違い)からより良い考えを学びましたね。」と失敗例を挙げて成功へと導きます。誰も失敗したくないので,失敗例として取り上げられるのは嫌だなと思いつつも,子どもは正しい考えに辿り着く方が価値ありと判断できれば乗り越えられるのです。ここは教師の腕の見せ所でもあります。みんなで間違いを認め合う学級,みんながお互いを尊重し合って学び合う空間を我々教職員が作っていかなければならないのです。ご家庭でも誰かがまちがえた時に,失敗するのも悪くないという気持ちになるような言葉かけやかかわり方をお願いいたします。「○○に正しいやり方に気付かせてもらったよ。ありがとう(子どもが間違えたから正しいやり方に気付けたという意。)」「失敗は成功の始まり・・・」などなど。子どもたちが失敗を恐れない強い心づくりを進めていきましょう。
8日(月曜日)は(4)「折れない心を育む接し方」を紹介します。 
 
令和3年3月5日

薬物乱用防止教室(6年生),環境衛生検査

6年生で薬物乱用防止教室が行われました。
学校薬剤師の木村先生から,薬物乱用について,喫煙や飲酒が身体に及ぼす影響についてお話を聞きました。
その後,友達や周りの人から,飲酒や喫煙の誘いを受けたらどう断るかについて,ロールプレイングを行いました。
友達の考えを聞き,たくさん学ぶことが出来ました。
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薬物乱用防止教室 (6)薬物乱用防止教室 (4)
その後,環境衛生検査が行われました。
照度検査や空気検査を実施していただきました。
空気や照明など新校舎の教室環境もとても良い状況でした。
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令和3年3月4日

つくし発見!

元気に昼休み鬼ごっこをしていると思ったら「これ見つけた!」と4年生がつくしを見せてくれました。鬼から逃げながら私につくしをプレゼントしにやってきた4年生。つくしの写真を写真を撮っていたら,1年生が集まってきて,「あっ,お味噌汁に入れるとおいしいやつだ。」と声を上げました。春気分を食卓でも味わっているのです。思わずネット検索したら「つくしレシピ」が出てきました。つくしの卵とじ,つくしの天ぷら,つくしの佃煮,つくしご飯などなど。つくる時のポイントはつくしの袴をとること。あく抜きをするために水に酢と塩を入れて火にかけてアクを抜くこと。これができるとなんにでも使えそうです。
つくし
春の知らせに子どもも大人も心が躍る毎日です。やはり上大野の子どもたちは季節を敏感に感じ取っています。
令和3年3月4日

2年生と4年生が側転披露!!

連日暖かい日が続いています。休み時間になると,元気に外に飛び出していく子どもたち。思い思いの遊びに夢中です。2年生と4年生は美しい側転を見せてくれました。2年生はまっすぐ前にゆっくりと大きく回転ができていました。4年生は片手側転。技が高度でした。見ていた子どもたちは「すごいすごい。」といって拍手していました。さらりとやってしまう二人。色々な技ができそうです。
2年生側転
2年12年22年32年4
4年生片手側転
4年14年24年34年4
 
令和3年3月4日

朝のあいさつ運動

今朝は,防犯協会の方々の参加をいただき,あいさつ運動を行ないました。風は冷たいですが,朝の陽ざしも少し温かくなり,子どもたちも笑顔であいさつをしていました。防犯協会の方から「年々朝のあいさつの声が大きくなっています。」と声をかけていただきました。子どもたちと目指している「大きなあいさつ・大きな笑顔・大きな心」に関してのお褒めの言葉をいただき,子どもたちも更に目標に向かって頑張れると思います。ありがとうございます。
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令和3年3月4日

マイスタディノート(1年生)

昨日は1年生6名からマイスタノートが届きました。お家の方が作ったひき算の問題と自分が作ったたし算の問題が並んでいました。次は繰り上がりありのたし算や,繰り下がりありのひき算にチャレンジしてみましょう。
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二人目のノートは自分が知っている魚と恐竜を一気に書いたノートです。赤丸がついている恐竜が好きだと答えていました。理由は強いからだそうです。何でも選ぶ理由が大切です。調べたり,書いたりした中から「どうしてこれを選んだの?」「なぜすきなの?」と聞いてみるとよいと思います。家庭でも学校でも理由を述べることを求めていきましょう。
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日本地図が挙がってきました。数の勉強と都道府県名の勉強が同時にできます。県名は読むだけかもしれませんが,特産物と一緒に覚えると楽しみながら覚えられるかもしれません。やってみてください。
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またまた「ふりかえり」を書いてきた1年生です。自分で作った問題の中に繰り上がりありの問題があります。すべて正解です。たいしたものです。もっとできるようになりたいという気持ちが振り返りに表れています。
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この児童は赤で間違い直しができています。さらに「間違い直しができるといいね。」とアドバイスすると,すぐに「日記」と5回練習しました。すぐにやろうとするところが素晴らしいし,意欲を感じます。
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この児童はずっと自作の計算問題を作って頑張っていました。「すごいな。一人で問題つくってマイスタができるんだね。いろんな勉強の仕方があるから,こんなふうにやってみてね。」と他の児童のノートを見せながらアドバイスすると,今度は自作の文章問題を作ってきました。子どもは努力を認められるともっともっと頑張ろうと思うのです。素晴らしいモチベーションです。文章問題の内容も,生活の中で起こったことをイメージできると容易に作れるものです。数字(ガム2個,せんべい2枚)も本当のことなのでしょう。そう考えると問題づくりも楽しくなりますね。
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令和3年3月4日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(2)

本日はタイトル本の2つ目の中見出しからの紹介です。
(2)親が子どもとじっくりかかわることの大切さ
子どもに期待する力として,忍耐強さ,自分を信じる力,衝動をコントロールする力,感情を抑制する力,人の気持ちに共感する力などがある。それは非認知能力と呼ばれている。
この本には,子どもの非認知能力を高めたいと思うなら,何よりも大事なのは「親が子どもとじっくりかかわることである」と書いてある。それによって愛着の絆が形成されていく。発達心理学では,乳幼児期の最も重要な課題は,愛着の絆の形成だとみなされている。いつも身近にいて守ってくれる親の存在を感じることで,子どもは落ち着いて物事に取り組むことができる。課題に集中できる子どもは「心の中に親がいる感じを抱く」「不安にならずに一人で遊ぶ」「一人で課題に集中できる」という。遊びだけでなく,勉強のような知的活動も含めて課題に集中できるようになるには,まずは安心できることが必要。そのためにも親が子どもとじっくりと関わることが大切となる。その際の言葉かけとは,どのように行えばよいか下のABCから考えてみましょう。
A親の相手を気遣う言葉かけ「○○さんうれしかったでしょうね。」
子どもは相手を気遣うようになる。
B親の諦めの言葉「宿題は?何回言ってもやらないんだから。」
子どももあきらめがち
C親の粘り強さにつながることば「もう少し〇〇できるようにがんばってみよう」
粘り強くなる
ここで積極的に声をかけたいのはAとCであることはおわかりいただけると思います。
親ならば,誰もが自分から進んで取り組む子どもに育ってほしいと願っているはずです。
調査によると,低学年のうちは,親に言われて勉強して成績の上位を占めるが,高学年に上がるにしたがって,自分から勉強する意欲がないと徐々に低迷する傾向が出ています。
自発性とは,本人自身の意欲によって動き出す性質。周囲の力によってこれを強化するのは難しいものと述べられています。では,どのようにかかわればよいのでしょうか。
1.先回りし過ぎず,失敗してもいいから自分で関変えて物事に取り組む環境にすること。
2.指示を減らし,本人がやりたいように自由に漂わすこと。
漂わす・・・落ち着かないようにする。
「効率性を上げれば,創造性は枯渇していく。」私がドキッとした言葉です。要領がよければよいのではなく,無駄や失敗の連続の中に価値があるということだと思いました。
著者が大学教員なので以下,指示待ちで動けない学生の幼少期の話が書いてありましたので紹介します。
ケース1:なんでも親が先回りして,自分が困らないように教えてくれたり手伝ってくれたりした。
ケース2:親の指図をうっとうしく思ったが,いつのまにか親を頼るようになった。
まさに子どもは親の鏡となって育っていくのです。上記ACの言葉かけを実践するとともに,自発性を高める環境を整えていきましょう。子育ては思うどおりにはならないものですから。
明日は(3)「失敗を恐れずにチャレンジする心を育む接し方」です。
 
 
令和3年3月4日

巣箱づくり(3年生)

3年生は,水戸まごころタイムの探究活動で鳥について調べてきました。今日は,その総まとめとして,教育プラザの磯崎先生を講師にお迎えして,巣箱づくりを行いました。これまで鳥の生態等について調べ,今度は実際に「鳥(ハクセキレイ)を呼ぼう!」ということで,えさ台と巣箱を作りことになりました。子ども達が活動しやすいように,予め磯崎先生が子どもたちの思いをもとに設計図を描いてきてくださったり,材料に印をつけてきてくださいました。そして,安全に木を切る工夫やくぎを打つ工夫なども教わりました。そのため,3年生の子どもたちでもスムーズに活動することができました。
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グループの仲間と協力し合い,どの子も一生懸命。どの児童も,夢中になって取り組みました。そして,ついに完成!!
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思い描いた通りに,いやそれ以上に素敵な巣箱やえさ台ができあがり,子どもたちは大喜びです。それが,すべて廃材を利用してできたということ。この巣箱作りを通して,子どもたちはものを作る楽しさ,仲間と協力する喜び,そして再利用する大切さを学びました。理科・環境教育に力を入れている本校としましても充実したまとめができたと思っています。3年生はこの後,巣箱やエサ台をどこに置くか考えたり,実際に餌付けをしたりして,鳥ともっと仲良くなろうとしています。そして2年生にも来年の学習を教えようとしています。今日は子どもたちの思いが膨らんだ授業となりました。磯崎先生,素敵な時間をありがとうございました。
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子どもたちの作品です。
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令和3年3月3日

「伸びる子どもは〇〇が・・・」本の紹介(1)

昨日のブログで紹介した本を中見出し(1)から(7)まで,毎日1つずつ紹介していきます。
  1. ポジティブになりすぎるのは危険
    ポジティブ気分は良いところ,ネガティブ気分は悪いところと考えそうですね。終わってからいつまでもクヨクヨしないという意味では正しいのですが,事前に気にしないようでは勉強でも仕事でも大した成果は期待できないというのです。その通りです。
    ネガティブ気分になると,不安で自信がないから
    ・いくら準備しても安心できない。
    ・より勉強する。
    ・チェックやリハに入念になる。
    ・あらゆる展開を想定
    ・対処力が上がる。
    というよい点(5点)が表れ,自信がないからこそ用心深くなり,上記のような能力や成功確率を高められることが書いてありました。
    また,不安の強い人の方が相手の気持ちに対する共感能力と関係しており,不安の強い人の方が人の気持ちがわかるというのです。確かにそうかもしれません。ポジティブ気分を装ったネガティブ気分の方がよいということでしょうか。ネガティブ気分の方が,人と対面した時に,用心深く相手の気持ちに配慮し,丁寧に関わっていけそうです。不安ですから。自信がないのですから。だから子どものもつ不安傾向を排除しようとするのはあまり好ましくないと書かれています。人は不安を解消するために用意周到になるものです。その用意周到さから成果を出し,失敗を未然に防ぎ,手堅く仕事をする人,安心して任せられる人,あるいはできる人としての地位を保っているのであるというのです。人は皆,不安を抱えて生きていると思うのです。自信があり不安のかけらも見せない人はいるかもしれませんが,それは一部の方々です。みんな何かしらの不安を抱えながら仕事をしています。筆者は,ポジティブな考えの方が世の中に広く行き渡っているが,それを子育てや子どもの教育に安易に取り入れるのは危険だと言っています。もっと疑問や警戒心を持って子育てや教育のあたるべきとこの章はまとめられていました。子どものもつ不安傾向は逆に考え,どうしたら不安が少なくなるかを考えていけばよいと言っています。そうすれば自ずと上記のよい点(5点)となって表れてくるのかもしれません。ぜひ意識して行動してみましょう。
令和3年3月3日

2.26校長講話の続きはzoomで!

先週の授業参観時には子どもたちに自信をつけるためには・・・。という「校長講話」を聞いてくださりありがとうございました。講話後の歓談の際に,全部のグループを回り切れなかったり,質問への回答がうまくできなかったりしたことを反省しています。この日に参加できなかった方や,もっと聞いてみたいことなどに対応するために,本日「学校長によるお悩み相談会」の手紙を配付しました。個別に対応するためです。詳細はお手紙にてご確認ください。3月3日(水曜日)から3月16日(火曜日)9:00-16:30です。時間は一人15分程度。zoomでの相談となります。皆さまのお申し込みをお待ちしています。対象は本校に在籍している保護者の方々です。窓口は本校教務主任となります。

さて,本のご紹介です。本のタイトルに惹かれて購入しました。本日より1週間程度かけまして私が「なるほど!」と感じた部分のご紹介をしていきます。その理由として,先日の校長講話の時に自己肯定感を今以上に上げていくために,家庭と学校とで児童を認め,ほめ励ましていきましょうと話しました。この本のタイトルは「伸びる子どもは〇〇がすごい」本の表紙下には「これまでと日常が変わってしまった今こそ,子どもたちのケアが必要です」と書かれています。読み進めたところ,私の話の対極に関する内容かもしれないと思ったことと,興味深いタイトルだったので購入しました。
本の後半に思わずメモを取った中見出しは全部で7つ。
(1)ポジティブになりすぎるのは危険
(2)親が子どもとじっくりとかかわることの大切さ
(3)失敗を恐れずにチャレンジする心を育む接し方
(4)折れない心を育む接し方
(5)ほめ方にもコツがある
(6)レジリエンスを高める子ども時代の最重要課題
(7)何よりも大切なのは親自身の非認知能力を高めること
どれも興味をそそる中見出しになっています。それでは明日から1日一つずつ,順番で紹介していきます。私の私見も入りますのでご了承ください。
 
令和3年3月2日

マイスタディノート(2年生)

今日は2年生からマイスタノートが届きました。自宅で飼っているオカメインコを「マーブリング」という技法で表現した絵です。自宅で飼っているオカメインコは,真剣になる時に目が三角になるという特徴を捉えて表現しています。オカメインコの色味が淡く,優しい色調になっています。オカメインコとなかよく,インコの気持ちを想像しながら毎日接していることがマーブリングで表した絵から伝わってきます。素敵な作品です。
三角の目そらちゃんの目
マーブリングそらちゃん
令和3年3月2日

寒冷前線が夜にかけて東日本を通過します!

これから夕方にかけて雷を伴う激しい雨が予想されています。本校の下校時刻は14時20分。雨が降る前に児童を下校させたいと思います。ご協力をお願いいたします。さて,昼休みは体育館で,5年生体6年生のドッジボール対決。白熱した結果は夕方にアップされるブログをご覧ください。グラウンドでは,1年生から4年生までが春を感じたり,みんなで遊んだりして昼休みを楽しんでいました。砂場では,1年生が砂山を作り,高さの競争をしていました。
砂遊び1
4年生は捕まえたテントウムシを可愛がっていました。エサはアブラムシ。でも近くにはまだアブラムシはいないようです。空に離してあげていました。
テントウムシ1
そして,何やら水たまりをのぞき込んでいるではありませんか。みんなの顔がよく映っていましたが,水が揺れていました。それほど風が出てきたということです。
水たまり1
それでは14時20分に下校させますので,よろしくお願いいたします。
令和3年3月2日

伊藤瓢堂先生からの贈り物

毎年作陶教室でお世話になっている伊藤瓢堂先生が来校されました。今年はコロナ禍のために,作陶はできませんでした。しかし,瓢堂先生は山形県の花であるベニバナの種を送ってくださったり,そのベニバナがきれいに咲いた時に来校してくださり,本校の子どもたちとの交流を続けてきました。そして今日,作陶ができなかった6年生のためにご自身で作られた湯飲み茶わんをプレゼントしてくださいました。6年生のために一つ一つ作ってくださった思いのこもった茶碗を,6年生児童一人一人は瓢堂先生から受け取り,嬉しそうでした。
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瓢堂先生からいただいた茶碗は茶と白に色付けされていました。それは,梅の木に吹雪が吹いている様子を表しているそうです。さらに飲み口は梅の花の形でした。山形は今も雪が降り積もっているそうです。雪の山形,そして水戸の象徴である梅。この茶碗が山形と水戸をつなげているようでした。
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さらに,瓢堂先生から茶碗に書かれていた『魁』の精神についてもお話がありました。「困難なときに出会ったとき,『知恵と工夫』があれば乗り越えられる,さらにはそれを実践する勇気が必要である」というお話は,卒業を迎え,新しい世界へ羽ばたいていく子どもたちにとって,とてもよい「はなむけの言葉」になったと思います。
6年生の子どもたちから瓢堂先生へは,手作りマスクのお返しがありました。瓢堂先生はとても喜んでくださり,早速つけてくださいました。この瓢堂先生の温かい対応に対し,子どもたちもうれしかったと思うと同時に,離れていても通い合う心の温かさを感じ大変ありがたく思いました。瓢堂先生,ありがとうございました。
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水戸市庁舎では,高橋やすし市長から伊藤瓢堂先生に対し,感謝状贈呈式が行われました。山形県出身の瓢堂先生は,水戸の七面焼復活にご尽力くださり,水戸市内7小学校の歴史と伝統を守る教育活動(作陶教室等)に長年携わってくださった功労と,豊かな体験活動の推進に寄与されたことから,感謝状が贈呈されました。
感謝状贈呈
令和3年3月1日

マイスタディノート(1年生,2年生)

本日届いたマイスタノートは2冊。1年生1名,2年生1名からです。1年生は「2けたのたし算やひき算」にチャレンジしました。完璧にできています。自分で問題を作り,解答まで行っています。たいしたものです。
1-9(1)
特に目を見張ったのは,ダジャレを考えながら短文づくりをしているという所です。たくさんの言葉を思い浮かべては,おもしろいかどうかを考え,作っているのがよくわかります。猫が寝転ぶ・・・この児童は「ねこがねころんだ。」と書いていますが,寝転ぶとは「寝る+転ぶ」という二つの動詞を組み合わせることからできた言葉です。なかなか高度な短文をつくてきました。それも1年生が。こうやって楽しみながらやることで,語彙が増えていくのです。素晴らしいチャレンジに拍手です。
1-9(2)
もう1人,生まれたばかりの妹の写真を届けてくれた1年生もいました。お母さんと赤ちゃんとの感動のご対面の写真でした。どんなに妹の誕生を心待ちにしていたのかわかりました。そのうち,日記に書いて教えてほしいと頼みました。お兄ちゃんになった日記を楽しみにしています。マイスタノートが様々に活用されていて,とても充実してきました。素晴らしい展開です。
2年生から届いたノートは,わり算で行うひっ算です。まだ習っていませんが,びっくりしたのは「2けた÷2けた」をひっ算で行っているという点です。しかも余りがあるわり算です。ここは3年生に上がったばかりの子どもたちにとって,とても難しいところです。このやる気はどこから湧いてくるのでしょう。びっくりしました。
2-1
令和3年3月1日
オプション