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ウイルスよりも恐ろしいもの

本日は「ウイルスよりも恐ろしいもの」というタイトルで、感染症からくる不安や差別とどう接するかの授業がありました。
最初は「感染した人とは、完治して学校に戻ってきたとしても距離を置いてしまうと思う」という正直な意見が見られました。
しかし、日本赤十字社が作成した「ウイルスの次にやってくるもの」という動画を視聴してクラスで意見交換をするうちに、「ネットで見た意見を鵜呑みにしない」、「もし自分がかかったらどう思うだろう」など、感染者と感染した周りの人の立場になって、恐怖や不安、差別とどう向き合うかを考えることができました。

【生徒たちからの感想】
・見えないウイルスへの恐怖感や警戒心は大切だが、それによって人を傷つけてはいけない。感染者を悪者にせず、受け入れ、理解する心を持つことや、不確かな情報をむやみに信じないことが大切だと思う。
・もし、自分や周りの人が感染してしまっても、焦らず、騒がずに対応したい。感染してしまった以上は仕方ないことなので、差別や無視をすることは避けたい。
・感染者には無意識に距離を置いてしまうかもしれない。しかし、相手の立場だったら、自分が感染してしまったらと考えると、とても苦しいことだと思う。ウイルスから身を守ることも大切だが、周囲とのこれまでの付き合いを急に失うのは良くないと思う。
・もし、自分が感染し、治って戻れることになったら。周りの目を気にしてしまうかもしれない。陰性になっても感染直後は、周りの人の自分への関わりかたは変わってしまうと思う。もし、身近にいる誰かが感染し、治って戻ってきたら、その人の気持ちを最大限思いやり、あからさまに避けたりせず、それまでと同じように接したい。
・「病気」の感染よりも、「恐怖」や「不安」、「差別」の感染の方が恐ろしいと思った。これらは、病気よりも感染力が強く、ワクチンも薬も存在しない。人が心の中で作ったものだから、最終的には人が人を信用しなければ治らないものだと思う。自分や友達が病気にかかった時、どのような行動が周りを前向きな気持ちにさせることができるのか、考えていきたい。
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令和3年1月20日
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